若いときに不倫関係を長く続けたばかりに「貴重な時間を無駄にした」と後悔する人もいる。投稿を寄せた50代男性は、
「2011年。自分が38歳で彼女が42歳くらいのときでした」
と不倫のきっかけを語り始めた。男性自身は独身で、相手は「同じ職場の別部署勤務」の既婚女性だった。(文:真鍋リイサ)
「私が呑みに誘ったことがきっかけで、そのままの流れで……というのが始まりです」
「離婚後に結婚を申し込むつもりでいました」
不倫相手には夫と子どもが2人いた。上が男の子で下が女の子だったという。
「彼女からの相談にアドバイスを返しその流れで……という形で関係は続いていきました」
「既に彼女と旦那さんとの関係は冷めきっており、旦那さんにも浮気をしている様子がある」とのことだった。
「いかにして円満に離婚するかの相談もあり、私としては離婚後に結婚を申し込むつもりでいました」
相手が離婚すると信じた男性は、正式に結婚する意志があったという。しかしそう上手くはいかなかった。
「ただ、彼女にとって子どもが一番であることは言うまでもなく、私としてもそれは親として当たり前であろうと思っていました」
「子どもが理由でデートが中止/延期になることは承知していました。しかし一向に離婚に至ることは無く、同時にお子さんたちも成長していきます」
男性の予想とは裏腹に一向に離婚しなかった。自分より家族を優先され、歯がゆい思いをすることもあったのだろう。
「私は彼女と結婚したかったので、彼女へ、いつ離婚するのかと度々問いますが、子どもが小学校を卒業するまで……中学校を卒業するまで……高校を卒業するまで……と片親になることの不遇を訴え、離婚は先延ばしになっていきました」
ズルズルと時間だけが経過していったが、ついに離婚に至るときが来た。
「(子どもが)高校を卒業した時期、やっと彼女も離婚にこぎつけ、彼女自身で中古住宅を購入し独立しました」
「『僕と仕事、どっちが大事なの?』と男女逆になったような立場でのメッセージを投げ」
女性が離婚したのだから、もう障害はないはずだった。「自分としては結婚したい旨を改めて話しました」といよいよ結婚かと思われたが……。
「今度は上の子が警察学校に入学し、入学式の様子を見た彼女は『(息子が)戻ってきたいと思ったときに、戻る場所がないと…』と言い出し、やっと冷め始めたんです」
お互いに思いが冷めてしまったということだろうか。さすがに待つのも限界だっただろう。その後、彼女の仕事が忙しくなり、会う頻度も少なくなってしまったという。
「彼女からの連絡もおざなりになって来たような気持ちになったとき『僕と仕事、どっちが大事なの?』と男女逆になったような立場でのメッセージを投げ、『そんなことは決められない』と返事が来たことで別れました。2017年のことです」
実に6年もの間、不倫関係を続けた。結婚を望むほど本気だった男性は、この不倫関係を振り返って
「本当にもったいない時間を過ごしました」
と明かす。彼女とは今も、職場で「同僚」としての関係が続いているという。「別れた当初はかなり強くあたっていた」そうだが、今の同僚としての関係が有意義なものであることを願う。
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