「お金がない」はNGワード
何かをするとき、「お金がない」という言葉を発する人を見かけることがあります。本人は「謙遜しているつもり」「相手を立てて話しているつもり」なのかもしれませんが、この言葉は聞いている方も気持ちのよいものではありません。そして何よりも、このような言葉を発すると、発している本人の運気が下がってしまいますので注意しなくてはなりません。
「お金がないから○○できない」と言うのは、自分の可能性を否定していることにもつながります。運気が下がってしまうダントツ1位のNGワードなのです。
ネガティブ・ワードを控えよう
時と場合にもよりますが、お金に限らず「○○がない」という言葉は、相手にネガティブなイメージを植え付けるのはもちろんのこと、自分自身にもネガティブなイメージを植え付けている言葉になります。実は、最も怖いのが、自分自身にネガティブな感情が植え付けられてしまうこと。軽く言っただけ、断るだけで言っただけとしても、潜在意識は勝手に心を書き換えて、ネガティブ地獄へまっしぐらになってしまいます。
何かを断る口実として「○○がない」という人は少なくありませんが、そのような場合には、できるだけ違う言葉で言い換える工夫をするようにしましょう。そしてネガティブ・ワードを使わなければならない場合には、ポジティブ・ワードを付け加えて会話するようにします。
具体的には、「○○がない」+「次回は、ぜひ」、「○○がない」+「残念です。楽しんで来てくださいね」等を使って、ネガティブ・ワードで会話を終わらせないように工夫することが大切です。
ポジティブ・ワードを積極的に使う
成功者やお金が貯まる人は、ネガティブ・ワードを発することは、まれ。こちらが発した言葉がネガティブ・ワードであったとしても、ポジティブ・ワードで切り返してくる方がほとんどです。たとえば「お忙しくて大変ですね」と尋ねると、「ありがとうございます」と切り返し、「でも、しっかりと遊んでいますよ」というように、忙しさをアピールすることはありません。「忙しい=ネガティブ・ワード」ですので、「遊んでいる」という言葉を添えて、ネガティブ・ワードを消しているのです。
どうしてこのようなことをするのかというと、成功者は言霊の持つパワーを知っているからなのです。本当に忙しい人は、忙しいというアピールはしません。忙しいアピールをする人は、それほど忙しくない人がほとんどです。
多くの人がお金に困らない豊かな生活をしたいと思っているのですから、自分からネガティブな方向へ進むことは止めるべきです。
言葉は、その人の将来を決めるパワーを秘めています。相手のためにも、自分のためにも、ポジティブ・ワードを使う習慣を身に付けたいものですね。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
(文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー))