村田真優原作によるTVアニメ「ハニーレモンソーダ」のスペシャルステージが、本日8月11日に「ちゃおフェス×りぼん★みらいフェスタ ガールズコミックフェス 2024」内で開催。村田と、石森羽花役の市ノ瀬加那が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】「ハニーレモンソーダ」は、りぼん(集英社)で連載中の青春ラブストーリー。自分を変えるため自由な校風の高校に入学した石森羽花が、レモン色の髪をした男子・三浦界と出会い、少しずつ成長していく姿が描かれる。アニメは2025年1月よりフジテレビ「+Ultra」枠で放送。監督を錦織博、アニメーション制作をJ.C.STAFFが務める。
盛大な拍手に迎えられて登場した市ノ瀬と村田。“ハニーの日”である8月2日に解禁された第1弾PVを当日に観たという市ノ瀬は、「自分が演じているけれど、羽花ちゃんが泣いているシーンでうるっときちゃいました。映像も素敵で、今もアフレコが進んでいるので羽花ちゃんのいろんな感情がよみがえってきました。最初はクールな界くんと、どういうふうに2人が歩んでいくのか楽しみになるPVです!」と感想を述べる。村田もPVについて「自分の画が動いているのに感動しました。その後、市ノ瀬さんの演技がすごくて、特に泣いてるシーンが私もうるっとしました」とコメント。アニメ化されると聞いた際は全然信じられなかったという村田は「本当に私の作品でいいのか」と不安を感じたというが、「でもやっぱり本当に楽しみでうれしかったです」と思いを明かした。
オーディションのときから、羽花役で「ハニーレモンソーダ」に関わりたかったという市ノ瀬。「石森羽花役に決まりましたと聞いたときは本当にうれしかったし、同時に責任感も感じてしっかり羽花ちゃんを演じ切れるように心に決めました」と当時の思いを語る。アフレコでは、錦織の強いこだわりと愛情を感じながら丁寧に作っていると明かした。
第1話のアフレコを振り返り、村田は「最初の頃の羽花ちゃんは過去のことがあるので弱々しく演じていたのですが、弱々しい中にも軸がある感じに、と監督からとディレクションを受けました。ハニレモは羽花ちゃんの成長物語でもあって、羽花ちゃんは変わりたい一心でひたむきにがんばっていく子なので、みんなが応援したくなるような羽花ちゃんを演じたいな思います」と語る。村田は「市ノ瀬さん、解釈がすごいですね。羽花ちゃんは一貫して芯がある子なので、セリフにも1つひとつに芯があるように感じて感動してます」と驚いた様子を見せた。
イベント内では村田と市ノ瀬がお互いに質問をするコーナーが設けられ、それぞれ今の職業を目指したきっかけを話すことに。市ノ瀬が声優になるきっかけを「アニメとかマンガが幼少期から好きでその世界に入りたいなと思った」と話すと、MCは会場に「声優になりたい人はいますか?」と投げかける。複数の観客から手が上がる様子に、市ノ瀬は「いるー!」とうれしそうに声を上げていた。村田は「お絵描き自体は小さいときから母の真似をして、その延長線上にあるものはマンガ家と思っていた。『りぼん』が本当に大好きで『りぼん』のマンガ家になれなければ、マンガ家にならなくていいと思っていた」と熱い思いを明かした。
役作りの方法について問われた市ノ瀬は「原作がある作品は原作を読み込んでから臨みます」と答え、「アフレコの段階では画が完成されていないので、原作の表情・感情を思い出すために台本にニコちゃんマークを描いてみたりしています」と工夫を語る。「ハニーレモンソーダ」の中で、自分に似ているキャラクターがいるかと質問された村田は、「難しい質問だ」と話しながら「このキャラに似ているというより全員にちょっとずつ似ていると思います。自分の要素がないと動かすのが難しいので」と回答。市ノ瀬は村田のコメントに「自分の感情から生まれるとリアリティがありますよね」と共感していた。
最後に市ノ瀬は「実は村田先生と今日初めてお会いしました! この一瞬でも先生のあたたかさがすごく伝わってきて、『ハニーレモンソーダ』はとてもあたたかい作品で、作品と先生の人柄ってリンクする部分があるんだなと思いました」とコメント。また「羽花ちゃんのひたむきさや自分なりに一歩ずつ歩んでいく姿を見て、私も一生懸命初心を忘れずがんばりたいなと思います。どうぞよろしくお願いします!」と会場に呼びかけた。
■ TVアニメ「ハニーレモンソーダ」
2025年1月よりフジテレビ「+Ultra」枠で放送
□ スタッフ
原作:村田真優(集英社「りぼん」連載)
監督:錦織博
シリーズ構成:和場明子
キャラクターデザイン:田中愛美
音楽:小瀬村晶
アニメーション制作:J.C.STAFF
企画プロデュース:UNLIMITED PRODUCE by TMS
□ キャスト
石森羽花:市ノ瀬加那
三浦界:矢野奨吾
(c)村田真優/集英社・ハニーレモンソーダ製作委員会