すぐ人が辞める職場には何かしら問題があるものだ。鳥取県の50代後半の女性(設備・交通・運輸/正社員・職員/年収350万円)は、ラブホテルで働き始めたが、5日で辞めたと明かす。
「経営者の奥さんと古株のお婆さんが仲良く、この人達の言うことを聞かないと延々と説教が……」
普通なら先輩に従うべきだが、女性はこの2人の指示を到底受け入れられなかった。そこは不潔極まりないラブホだったのだ……。(文:天音琴葉)
ガラスコップは洗面所で洗うだけで、消毒せず
このラブホの清掃は、掃除とは言えないようなものだった。ガラスコップやブラシは洗面所で洗うだけで、消毒をしていなかった。にもかかわらず、「清掃済み」と書かれたカバーをつけていたそう。
風呂は洗わず、あろうことか使用済みのバスタオルで拭くだけ、というから気持ちが悪い。洗濯は、洗濯機を5分回すだけ。それもこれも、「水も洗剤も勿体ないから」という理由だった。これだけでも辞めたくなりそうだが、女性は決め手となった出来事を次のように明かした。
「古株のお婆さんとベットのシーツ交換のときに、『こうした方が』とついつい出てしまい、『私の言うことが気に入らないわけ?あんたに指図されるなんてむかつく!何様?』と言われ、ぶち切れました。『はいはい、よーくわかりました。あなたの言うことは世界一正しいです。すみませんでしたあー』って言い即行帰りました」
そのあと女性は、古株と仲の良い経営者妻から電話で延々と説教をされたが、「うるさい」と一言だけ返して切ったとか。もう金輪際、関わりたくなかったのだろう。
退職後、このラブホの求人がハローワークや新聞のチラシに頻繁に出ていたそうだ。人が集まらないか、すぐ辞める人が後を絶たないのか。「奥さん達に気に入られないと続かない職場ですね」と女性は言い、次のように続けた。
「私が入ったと同時に辞めた方がいたんですが、あーこういうことだったと、あとで理解しました」
前任者はどのくらいの期間、働いていたかわからないが、やっぱり短かったのではないかと思えてしまう。自身が辞めたことについては、「大満足です」と清々しげだ。ところで、すべてのラブホがこの記事のように不潔だとは思わないが、実際のところどうなのだろうか。興味がある人も多いのでは。