【夏の怪談特集】幽霊は脳が見せる幻覚なのか、それとも……。霊感があると主張する人達は、どんな生活を送っているのだろうか。30代後半の女性は「霊感があってたまに見えます」と打ち明け、自身の体験を語った。
普段から町中で様々な幽霊に遭遇するという女性。他にも様々な心霊現象に遭遇しているそうで……(文:國伊レン)
「オタクは死んでもオタクなんだなーとしみじみしてしまいました」
女性は昔、父親の肩に、女の手が乗っているのを見たことがあるという。周囲は暗闇だったそうで、肩に置かれていた手は「さーっと指先から白骨化」していったそうだ。
「父よ女性に何をしたと、父の普段の行いが気になりました」
意味ありげに消えていった女の手。見間違いだとしたら、あらぬ疑いをかけられた父親が気の毒だが、何だったのだろうか。
ある日「すごくマニアックな本屋さん」に赴いた女性。すると「チェックのシャツにデニム姿の小太りの三十代くらいの男性」が「美少女漫画のコーナー」で漫画を立ち読みしている姿が目に留まった。しかし、見られていることに気づいたのか、すっと消滅していったという。
「オタクは死んでもオタクなんだなーとしみじみしてしまいました」
死後も漫画を読みたくてこの世に残っているのだろうか。未練になるほどのオタクぶりである。人間味のある幽霊はほかにも存在しているようで……
「昔、お店の開店準備をしていたら、レジ前におばさんが浮いていて、釣り銭準備中のレジの中をまじまじと覗き込んでいました。私の視線に気づいたおばさんは、泥棒とかじゃない!違う違う、と言うように慌てながら両腕を振って消えていきました」
と、世間体を気にする幽霊にも出くわしたことがあるそうだ。
見えるのは死んだ人の霊だけではないようだ。「たまに生き霊もみえる」と語る女性。以前地下鉄に乗った際に
「女性の左肩あたりに、女性と一緒にスマホを覗き混んでいるメガネをかけた短髪の30代くらいの男性の顔がはっきりとみえました」
と打ち明ける。生きている人間の魂が体外に出て動き回っている状態を生き霊というらしいが、例え魂だけの状態でも人のスマホを勝手にのぞき込むのはやめてもらいたい。
このように、様々な幽霊に遭遇してきたと語る女性は、自らの体験した怖い話はまだまだあり、「現在進行形でちびちび溜まっている」そうだ。今この瞬間も心霊現象に出くわしているのだろうか。
※キャリコネニュースではアンケート「幽霊はいると思いますか?」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/IBVJN87L