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ニック・デ・フリースのスーパーフォーミュラ参戦が決定。ITOCHU ENEX TEAM IMPULから3戦に出走

2024年08月07日 13:50  AUTOSPORT web

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ITOCHU ENEX TEAM IMPULからスーパーフォーミュラ参戦が決まったニック・デ・フリース
 全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するITOCHU ENEX TEAM IMPULは8月7日、2024年シーズン残る5戦(第5戦~第9戦)において19号車をドライブするドライバー陣を発表した。

 そのうち、8月24~25日に開催される第5戦もてぎ、10月12~13日に開催される第6戦&第7戦富士ではTOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦するニック・デ・フリースが起用されることが明らかとなった。

 当初19号車はテオ・プルシェールがレギュラードライバーとして起用されたが、プルシェールは開幕戦鈴鹿のあと、インディカー参戦のためチームを離脱。以降、19号車は第2戦オートポリスではベン・バーニコート、第3戦SUGOと第4戦富士では平良響がドライブした。

 第5戦と第6戦&第7戦で19号車のステアリングを握るデ・フリースはオランダ出身の現在29歳。2019年にFIA F2のタイトルを獲得すると、メルセデスEQフォーミュラEチームから参戦した2020/2021年ABB FIAフォーミュラE世界選手権でもタイトルを掴んだ。2022年には虫垂炎のため欠場となったアレクサンダー・アルボンの代役としてウイリアムズからイタリアGPに参戦しF1デビューを飾ると、決勝を9位で終えてポイントを獲得を果たし大きな注目を浴びた。

 ウイリアムズでの代役参戦の活躍ぶりが評価され、2023年はアルファタウリ(現RB)で角田裕毅のチームメイトとしてF1のレギュラーシートを掴んだが、第10戦イギリスGPを最後にシートを失った。2024年シーズンより、TOYOTA GAZOO Racingに7号車のドライバーとして加わり、小林可夢偉、マイク・コンウェイとともにWEC最高峰のハイパーカークラスに挑んでいる。

 現役WECドライバーであり、元F1ドライバーのデ・フリースがスーパーフォーミュラでどのような走りを見せてくれるのか、第5戦もてぎ、第6戦&第7戦富士では大いに注目が集まるに違いない。

 また、11月9~10日に鈴鹿サーキットで開催される第8戦&第9戦においては、実質のデビューレースとなった第4戦富士でポイントを獲得する好走ぶりを見せた平良が起用され、こちらも注目の存在だ。