2024年08月07日 10:01 ITmedia NEWS
米Googleは8月6日(現地時間)、映像ストリーミング端末「Chromecast」の後継になる「Google TV Streamer」を発表した。米国では同日予約を開始し9月14日に発売予定。日本では9月24日から1万6000円で、Googleストアおよび家電量販店などで販売する。
スマートホーム規格の「Matter」と低電力無線メッシュネットワークプロトコルの「Thread」をサポートし、生成AIモデルの「Gemini」搭載などで先代より大幅に高性能化する。
テレビの背面に接続するドングル型のChromecastとは異なり、Google TV Streamer(以下「Streamer」)はテレビの下に設置するような形になっている。また、HDMIケーブルは付属しないので別途用意する必要がある。
Chromecastとの大きな違いは、Streamerを接続したテレビをGoogle Homeハブとして使えるようになることだ。Streamerのリモコンのボタンを押すことで、テレビ画面の右側にGoogleHomeのパネルが表示され、ここでスマートホーム端末を操作できる。Nestカメラのライブ映像をテレビの全画面で表示することも可能だ。
ストリーミング端末としての性能も上がり、プロセッサは22%高速化し、HDMI 2.1a、Wi-Fi 5、ギガビットイーサネット、Bluetooth 5.1をサポートする。
なくしがちなリモコンを探す機能も追加された。Streamerの背面にあるボタン(2つ目の画像参照のこと)を押すとリモコンからビープオンが鳴る。
NestおよびGoogle Homeと同様に、生成AIモデル「Gemini」を搭載し、「コンテンツの完全な概要、レビュー、シーズンごとの内訳」を提供するという。また、アンビエントモードで表示されるスクリーンセーバーで、生成AIで生成した画像を表示できるようになる。
なお、Streamerの発売に合わせ、Googleは2013年発売の初代以来「11年間で1億台以上販売したChromecastの生産を終了する」ことも発表した。現在の在庫がなくなり次第、販売を終了する。
【追記:8月7日午後1時50分】初出時、日本での販売は不明としていましたが、国内販売に関する情報が出たため価格などを追記しました。