社会人になったからこそ感じる、学生時代の後悔があるようだ。これを読んでいる人の中に現役の学生がいたら、ぜひ参考にしてもらいたい。東京都の30代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収650万円)が、やっておけばよかったと思っていることは、「勉強と海外旅行(主にインド)」だそう。学生時代をこう振り返る。(文:長田コウ)
「学生で勉強するの当たり前では?と思われてしまいますが…。都内、私大、文系だった私としては、お世辞にも『一生懸命勉強を頑張った』と胸を張って言える大学生ではなかったと思います」
「もうタイミングを失ってしまった感があります」
しかし、働くようになって気付いたことがあるそう。
「管理職になり、世の中の情勢や経済にも明るくないとやっていけない今、まだ本になるより前の最新の社会や経済のことをその道の専門家からいつでも教えてもらえる大学って場はものすごく貴重な場だったんだなと実感します」
学生時代の第一目標は、「4年間でちゃんと卒業すること」だった男性だが、お金と時間が許すなら、「単位に認められるか否か関係なく、たくさん講義を受けるだろうな」という。
もう一つは、「海外旅行」。特にインドだそう。
「私が海外旅行に目覚めたのは社会人になってからですが、当然長期の休みを思ったように取れるわけではないので、どうしても金~月の弾丸旅行ができるアジアが中心。長期の旅行は転職するときを狙う他ありません」
そんな中、特にインドにこだわる理由をこう明かす。
「中でもインドは社会人になるとなかなかいけません。運良く長期の休みが取れたとしても、北米や欧州など治安がそれなりに良い場所が中心になってしまいます。と言うのも、学生の頃と違ってあちらで食中毒になったりして延泊…みたいなことができません」
仕事に支障をきたさないために、「不測の事態が起きやすいところ」には行きづらくなっているのだ。最後に本音を綴り、学生時代を懐かしんだ。
「当然、それなりに経済発展しているアジアの国や日本以外の先進国もとても楽しいのですが、インドだけは何か特別な魅力があるなと思いつつも、もうタイミングを失ってしまった感があります」
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