2024年08月06日 22:51 ITmedia NEWS
ソフトバンクの宮川潤一社長は8月6日、決算会見の席上で関連子会社のPayPay社が四半期ベースで初めて黒字転換したと報告した。「今後は収益の柱として期待している」という。
PayPayの第1四半期連結売上高は572億円で、単独四半期で初の営業黒字化を果たした。
宮川氏は「PayPayの黒字化は想定より早かった。ユーザーがいると一度黒字化すれば簡単には落ちないので、(今後はグループを)引っ張ってくれると期待している」と満足げ。
また、「個人的には期待感が高まってきたかなと思う」というPayPayのIPO(株式公開)については「IPOの時期はPayPayの取締役会が決めること。(親会社としては)もう少し成長の先が見えてから大きなIPOをしてくれたほうが良いので『急がなくていいよ』と言ってる」と慎重な姿勢を見せた。
ソフトバンクの2025年3月期第1四半期決算(2024年4~6月)は、売上高が1兆5357億円(前期比7%増)、営業利益が3039億円(同23%増)、純利益1625億円の増収増益だった。全事業セグメントで増収となり、「第1四半期単体で過去最高の決算」としている。