面接官の態度が気に障るものだったら、働く気力もやる気も失せてしまう。北海道の30代前半の男性(医療・福祉・介護/年収300万円)は、採用面接での出来事をこう明かす。(文:長田コウ)
「腕と足を組んだままの面接。採用通知の電話の時に名前を間違って自分に確認させる」
原本返却の求人だったはずなのだが原本にメモを書かれる
そこは老人ホームだったそうで、結局縁があって入社したというが、実態は酷いもので「すぐにやめる事になった」そう。
「3階建ての家屋の屋根の雪下ろしを依頼され、安全対策は一切ないまま上らされたりした。尚、雪下ろしは仕事の内には入らず、私は体重が重いため梯子を上るのは危険という事は予測できるであろうが一切そういった事は対応されなかった」
雪下ろしで、「2メートルの高さから落下するだけでも怪我をしてニュースになる」こともあるのに、会社側の配慮は皆無だった。
他には、「児童デイサービス」でも“ムカついた面接エピソード”があるという。
「面接中に面接官の電話が鳴り途中で電話対応が入る。そして、原本返却の求人だったはずなのだが原本にメモを書かれる」
しかも、「給与面が希望のギリギリだったので念のため給与の事を確認」すると、面接官から、信じられない一言が。
「やる気がない人間は要らないんだわ」
男性はこれに「やる気があり、ここで骨をうずめても良いと思って居たからこその確認だったのだが」と納得できない様子だ。
結果、不採用だったが、返却されるはずの応募書類がなかなか返ってこないため、仲介先に連絡した。無事に返却されたものの、面接中のメモはそのまま残っていたという。こんな所からも会社の杜撰さが伝わる。
奇しくも、男性のご近所がそのデイサービスを使っていた。送迎者を見ていると、「道交法違反しまくり」だったという。さすがに頭にきた男性は、「匿名で営業所に問い合わせた」。すると…。
「低賃金だからそこまで職員を縛り付けれない」
都合のいい会社の言い分に、男性は呆れた様子で「(送迎は)児童の安全に気を配れない人間はやるべきじゃない」と主張。
「賃金の事を聞いて嫌な思いをさせた人間が賃金を理由に言い訳するのには笑えた」
と心情を明かした。
※キャリコネニュースではアンケート「ムカついた面接」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6YW7APDF