2024年08月05日 16:31 ITmedia NEWS
ドワンゴは8月5日、サイバー攻撃の影響でサービスを停止していたニコニコを、新バージョン「帰ってきたニコニコ」として午後3時に再開した。しかしアクセスが殺到したためか一時アクセスしにくい状況も。Xでは「ニコニコ復活」と共に「ニコニコ鯖落ち」が一時トレンド入りした。
ニコニコの栗田穣崇代表によると、新しいバージョン名は「ずっと待ってくださった皆さんに我々が伝えたい一言を体現したもの」という。
サイバー攻撃を受けた直後は、夏の復旧は難しい見通しだった。しかし「一日でも早くニコニコをお返ししたいという一心」で復旧を目指してきたという。「8月5日という早期のサービス再開にこぎつけることができたのは、社員のがんばりと、ユーザーのみなさんの温かい声援のおかげ」(栗田代表)としている。
6日の午後8時からは公式番組「日刊ニコニコインフォ」で栗田穣崇代表らが出演する「帰ってきたニコニコ」特集回を配信する。
一方、開催を延期していた「The VOCALOID Collection 2024 Summer」は中止が決まった。実施時期の調整や、開催に必要なニコニコ動画機能の検証を進めていたものの、作業終了までに時間を要することと、今後の開催スケジュールを鑑みて判断した。
その代わり、ニコニコ再開に合わせてボカロをはじめ、歌ってみた動画や踊ってみた動画の企画を実施するという。5日からは、全ての音声合成ソフトウェアで参加できる1度限りの特別なボカロ曲投稿祭「ぼかえり2024夏~1回限りのボカロ夏祭り~」を開催。また9月には延期していた「既存楽曲復活祭2024」なども開催する。
栗田代表は「これからもニコニコというみんなの遊び場を守っていきます。ニコニコがある日常を改めて楽しんでいってください」としている。
【修正履歴:2024年8月5日17時45分更新 ※記事タイトルを修正しました】