今季2度目の富士開催となるスーパーGT第4戦、予選Q1では40kgのサクセスウエイト(SW)を搭載した100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTがトップタイムをマークして、周囲を驚かせた。結果的に100号車STANLEYは予選2番手となったが、6kgのSWでポールを奪い、圧倒的優勝候補に挙がる8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTとどう戦うのか。予選上位陣のドライバーたちに聞いた。
「明日は正直、8号車が前にいるので、もちろん向こうの方がウエイトも軽いので速いのは当然たと思いますけど、自分たちはウエイトがそれなりに載っている状態でランキングトップの36号車(au TOM'S GR Supra)を追いかけないといけない。しっかり自分たちの仕事をして優勝を狙っていくのは当然ですけど、チャンピオンシップも考えながら、自分たちが持っているものを最大限、出せたらなと思います」
⚫︎GRスープラ勢最上位、4番手グリッドのKeePer CERUMO GR Supra
予選上位トップ3がホンダ・シビック・タイプR-GTとなった今回の予選で、GRスープラ勢として最上位の4番手となったのが38号車KeePer CERUMO GR Supraだ。Q1を担当して7番手となった石浦宏明が予選を振り返る。
同じくGRスープラ陣営の中で、予選Q2で3番手タイムをマークし、総合8番手の14号車ENEOS X PRIME GR Supra、福住仁嶺は「感触としてはQ2に向けてセットアップをアジャストした部分がいいところだけでなくて、良くなかった部分もありました。それでもQ1を担当した大嶋(和也)選手のフィードバックのおかげでいろいろとアジャストできたので、もう少し巻き返したかったなあという印象もあるので、ちょっとだけ悔しいアタックでした」と、予選を振り返る。