8月3日に静岡県の富士スピードウェイで行われた2024スーパーGT第4戦『FUJI GT 350km RACE』の公式予選。GT300クラスのシェイドレーシング GR86 GTがQ2に出走することができなかったのだが、それは一日を通して原因不明のトラブルに苦しめられていたからだった。
予選後に平中克幸に話を聞くと「公式練習から、車両がストレート上ですごく跳ねるという問題をずっと抱えています」と深刻そうな表情で語った。
「そのトラブルがどんどんと悪化してしまい、最終的にクルマのパーツが壊れてしまいました。予選には新しいパーツに変えて行ったのですけど、予選中もその問題でパーツが壊れてしまい、それが原因でQ2に出走することができませんでした」
「とにかく跳ねがすごかったので、まともに走ることができないような状況でした」とクルマの問題を振り返る平中。そんな状況ながらも、Q1では1分39秒283を記録したことで「なんとかQ2を走ることができそう」という思いも走行中に一瞬よぎったという。
しかし、ピットに帰って来た際にふたたびパーツが壊れていたこともあり、Q2の出走を諦めることになってしまった。跳ねの原因は予選セッション終了時点で判明していないとのことで「けっこう深刻です」と平中は表情を曇らせた。
ただ、チームはクルマとパーツの修復、そして問題解決への作業を続けており、決勝レースに向けてトラブルが解消されることを祈るばかりだ。