不倫は悪というのが世の中の常識だが、当事者にも言い分はあるようだ。東京都に住む40代後半の女性も不倫を悪だと思っていた1人だが、ある男性との出会いによって
「不倫=悪なんて、そんな単純なことではないと気づきました」
と打ち明ける。一体何があったのだろうか。(文:國伊レン)
「罪悪感で押し潰れそうで……関係を断ち切ろうと思っても、切れないんです」
昔から「不倫なんて弱い人がするもので、私は絶対しない」と考えていた女性。不倫しようなどと考えていなかったので、不倫相手を探したこともない。
「それなのに、その人に出会いすぐに引き寄せ合いました。彼だっていけないことはわかっているので、お互い成就しない気持ちを抱え、苦悩の日々です」
運命的な出会いだったようで、未婚同士なら純愛になっていたかもしれない。しかし、女性だけではなく彼の方も家庭を持っており、生活の中で「なんとか時間を作り、ささやかながら愛を育んでいます」と明かした。
「4年の月日が経ちましたが、彼に感謝を感じるとともに、家族にも同じように感じます。 罪悪感で押し潰れそうなほど苦しいので、この関係を断ち切ろうと思っても、切れないんです。(中略)一般的に、不倫は寂しさを埋めるためと言われていますが、きっとそうではない人達もたくさんいると思います」
今では、不倫相手との間に「この苦しさを分かち合う同志」のような絆すら生まれていると語る女性。確かに物事は善か悪かを完全に割り切れない部分もあるが、家族を裏切っているという側面において「不倫=悪」であることは間違いないだろう。
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