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コーセーが子どものスキンケアを習慣化する新事業を立ち上げ 全身に使える薬用乳液を発売

2024年08月01日 17:01  Fashionsnap.com

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ぬるミルク

Image by: コーセー
 コーセーが、新生児期から子どものスキンケア習慣を日常的な生活習慣の1つとして根付かせ、将来にわたり健やかな肌と心を守ることを目指す新規事業「Dear Child Skin」を立ち上げた。合わせて、新生児から大人まで使える薬用高保湿乳液「ぬるミルク」(医薬部外品、300mL 3960円 ※編集部調べ)を直営店およびオンラインサイト「Maison KOSÉ」で発売した。

 コーセーでは、中長期ビジョン「VISION2026」の中で新たな顧客づくりの拡大領域としてグローバル(Global)・ジェンダー(Gender)・ジェネレーション(Generation)の頭文字をとった“3G”を掲げ、性別や年齢に捉われずより多くの人に寄り添う商品やサービスを提供する取り組みを強化している。特に、新生児期からのスキンケアによって肌のバリア機能を健全に保つことは、アトピー性皮膚炎やアレルギー予防につながり、将来を含めたQOLの向上が期待されることから、スキンケアを歯みがきや手洗いと同じように重要な生活習慣として定着させることを目指している。2022年10月には、子どものスキンケア習慣化を目指した実証実験「スキンケアはじめて、つづけてサポート」を行い、スキンケアへの興味を育むことで家庭でのスキンケア実施頻度の向上、および2歳以上の子どもの習慣化促進が可能であることを確認した。
 Dear Child Skinは、幼保施設やこども園、産後ケア施設などを通じて新生児期からのスキンケア習慣の定着を目的とする。コーセーの社員向け新規事業創出プログラム「LINK」で提案されたもので、子どもも大人も気軽に心地よく使用できる商品を展開すると同時に、楽しくスキンケアに取り組むことができるコンテンツの提供や習慣化に向けた啓発活動などを実施。オリジナルのキャラクターを使用したコンテンツでは、スキンケアの大切さを伝えるアニメーション動画や絵本、身体を動かしながらスキンケアができる「ぬりぬりダンス」などを作成し、保護者向けには子どもの肌の特徴や洗浄から保湿までのスキンケア方法をまとめた「スキンケアブック」を用意。また、幼保施設や子育て支援センターなどで啓発活動を展開することで、友達と一緒に過ごす過程でもスキンケアの習慣化を図る。
 コーセーの敏感肌研究の知見を活かしたぬるミルクは、肌あれ防止有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、うるおいあふれる健やかな肌へと導く。外部刺激から肌を守るバリア機能が未熟なため肌トラブルを起こしやすい新生児から、季節の変わり目や出産前後などの環境の変化により肌が敏感になりやすい大人まで幅広く使うことができる。べたつきにくく伸び広げやすいテクスチャーで、顔にも体にも使用可能な無添加・低刺激処方。

◾️Dear Child Skin:公式サイト