コンビニで働いていると、予想外の場面に出くわすことが多々あるようだ。東京都の40代前半の男性は、コンビニで勤務していたときのエピソードを明かす。「93歳のおばあちゃんと96歳のおじいちゃん夫婦の話」と前置きし、こう続けた。
「高齢なので特別に配達していたが、人手不足と夫婦共に歩けて元気なので配達の断りを入れて会わなくなって……」
その後、思いがけない出来事が起きたという。（文：長田コウ）
「もうその一言で全てを察しました」
それから2～3年経ったある日のこと。
「深夜に突然そのおばあちゃんが真冬に薄着で来店、軽いパニック状態で『旦那が居ない！旦那がいない！』の一点張り」
男性は、驚きを隠せなかっただろう。女性を「椅子に座らせ落ち着かせながら110番」したという。そんな中、「旦那を探すように外へ行こうとする」ため、見張っていると、まもなく警察が到着。警察が発した一言で、ようやく点と点がつながった。
「『つい最近旦那さん亡くなられてるんですよねぇ…』もうその一言で全てを察しました」
男性は、その女性が今どうしているのか、分からないという。
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