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スパで行われるピレリのタイヤテストに、アストンマーティンF1からバンドーンが参加へ。2024年型マシンを初ドライブ

2024年07月30日 13:00  AUTOSPORT web

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アストンマーティンF1のテスト兼リザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーン
 アストンマーティンF1のテスト兼リザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われるピレリのタイヤテストに参加し、F1マシンのステアリングを握ることになる。

 ピレリの2025年に向けた開発プログラムの一環である2日間のテストは、F1第14戦ベルギーGP後の火曜日と水曜日に行われる。バンドーンがアストンマーティンの2024年型マシン『AMR24』に乗るのは初めてのこととなる。

 バンドーンはマクラーレンF1での最後の年となった2018年シーズンの終わりにF1グリッドを去ったが、それ以来メルセデス、マクラーレン、アストンマーティンでさまざまなF1マシンをテストしてきた。

「スパで初めてAMR24をドライブするのが本当に楽しみだ」とバンドーンはコメントした。

「F1マシンのステアリングを握るときはいつも特別な気分になるが、それを自分のホームサーキットでできるのはさらに特別なことだ」

「公式テストとして、さまざまなタイヤコンパウンドとコンストラクションを試し、ピレリにフィードバックを提供する。高速コーナーと低速コーナーがいくつかあるので、データポイントの範囲は有用なものになるし、通常は雨天走行を行える可能性も高い」

 現在32歳のバンドーンは、F1を退いた後、電気自動車によるフォーミュラEシリーズに移り、ドイツのチームのHWAから参戦した。同チームは、2020年から2022年までフォーミュラEに参戦したメルセデスのワークスチームの基盤となっていた。バンドーンは2021/22年シーズンにフォーミュラEのタイトルを獲得したが、メルセデスがフォーミュラEから撤退したことを受けてDSペンスキーに移籍した。今年、バンドーンは同シリーズのドライバーズランキングで10位となってフィニッシュした。またバンドーンは、WEC世界耐久選手権のプジョーのワークスチームメンバーでもある。