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2024年F1第14戦ベルギーGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(2)

2024年07月30日 12:20  AUTOSPORT web

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2024年F1第14戦ベルギーGP 表彰式
 2024年F1第14戦ベルギーGPの決勝レースで優勝~5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝~5位のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(44周/44周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
 僕にとって期待外れのレースだった。ターン1でコース外にはみ出してしまい、それによって良いポジションを失った。オーバーテイクの機会がなく、挽回するのが難しかった。

 マシンのペースは良かった。チームは今シーズンここまで、素晴らしい仕事をしてくれている。

 これからサマーブレイクに入り、リセットして、さらに強くなって戻って来る。来月のザントフォールトではトップ争いをすることを目指すよ。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=4位(44周/44周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
 全体的に見て、僕にとってとてもポジティブな一日だった。11番手からスタートして、チャンピオンシップでの最大のライバルであるランドより前でフィニッシュすることができたんだ。

 今日は戦略に関するすべてのことを正しく行ったし、最初にクリーンな良いスタートを切ることができた。DRSトレインのなかを走り、オーバーテイクが難しかった。それでも戦略面では限界までやれることすべてをやったと思う。

 ミディアムタイヤ2セットとハード1セットで戦うのは大変だった。ハードタイヤでスタートしていれば、もっと順位を上げることができた可能性がある。それでも今日は良い仕事をして、最大限の結果を手に入れたと思っている。

 11番グリッドからトップに躍り出るというのは現実的ではない。だから全体的にパフォーマンスに満足しているんだ。

 サマーブレイクで少しリラックスする時間を取れるのが楽しみだ。同時に、シーズンの残りに向けて、向上し、より速くなるよう努力し、解決策を探るつもりだ。とはいえ、皆は素晴らしい仕事をしているから、ゆっくり休みを取るべきだ。

 シーズンを素晴らしい形でスタートした。最近の数戦は少し苦労したけれど、どうすべきかの解決策を見つけるための努力を行っている。

 次の開催地はザントフォールトで、僕のホームレースだ。厳しい戦いになるだろうし、タイヤマネジメントがすべてになるだろう。でもまた母国の観客の前で走れるのは素晴らしいことだよ。

(レース後にメディアに対して語り)単純に、周囲のマシンより速さがあるというわけではなかったために、DRSトレインのなかに閉じ込められた。それでもチーム全体で、最大限のパフォーマンスを発揮した。このペースでポールポジションからスタートしていれば、優勝争いしていたと思う。でも11番手スタートだったので、今回はダメージを最小限に抑えるレースになることは最初から分かっていたんだ。

 チャンピオンシップを見ると、ポジティブな一日だったといえるしね。リードを広げることができた。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(44周/44周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
 今日のレース結果については、あまり喜べない。メルセデス勢とは同じレベルにあると予想していたからだ。ポジティブな面は、2台のレッドブルとマクラーレンの1台を最後まで抑えられたことだろう。

 タイヤと戦略に関して言えば、ハードタイヤではもっとグレイニングが激しいと考えていた。ところが、ハードはうまく機能して、むしろミディアムの方で苦労させられた。最初のストップが早すぎたかと思ったが、振り返って考えてみるとハードがとてもいいタイヤで、ジョージ(・ラッセル)が証明したように1ストップの方が良かったのかもしれない。それでも、結果としては僕らもいい仕事をして、マックス(・フェルスタッペン)の前にとどまることができた。

 もっといい成績をあげて休暇に入りたかったけど、まあ仕方がないね。少なくとも、このクルマの持てる力はできる限り引き出せたと思う。

(レース後にメディアに対して語り)単純な話で、速さが足りなかった。今日の僕たちのマシンは速さでは4番目といったところだろう。マクラーレンとレッドブルは予想どおりだったけれど、メルセデスは思っていたより速かった。

 メルセデスとは互角だと思っていたのに、彼らの方が優勢だった。つまり、予想より悪かったということだ。この結果はあまり良いものではない。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(44周/44周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
 この結果に満足だよ。レースをうまくコントロールできたと思う。今日はこれ以上のことはできなかっただろう。多くのことを正しく実行し、自ら最高のチャンスをつかんだ。最終的に(勝つには)十分でなかったけどね。

 自分にとってもチーム全体にとっても、本当に良い2週間だった。たくさんのポイントを獲得し、今日もコンストラクターズ選手権トップのレッドブルとの差を縮めることができた。

 そういうポジティブな要素を感じながら、サマーブレイクに入ることができる。皆が休みを楽しみにしているはずだ。もちろん僕もだよ。リラックスする時間を過ごして、後半戦にはさらに強くなって戻ってきたい。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(44周/44周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
 ワンツーを失ったことは、もちろんチームにとって残念だった。それでも今日は、たくさんのポジティブな要素があった。

 マシンのフィーリングが良くて、予想よりもはるかにペースが良かった。パフォーマンスの面で同等のマシンが何台かあったけれど、いったん前に出てしまえば、ポジションを維持することができた。

 僕たちは2回ストップ戦略でいくという方針を貫き、すぐ後ろのマシンをカバーして走った。でもジョージは1ストップを成功させることができたんだ。最後の数周で彼のすぐ後ろまで来たけれど、ダーティエアのなか、オーバーテイクすることができなかった。

 ジョージを気の毒に思うし、他の人の失格で優勝するのは望む形ではない。それでもこの数戦、僕たちが優勝争いに復帰したことは確かだ。今は競争がとても激しいから、もっとコンスタントに優勝を狙えるように、さらに努力する必要がある。

 それでも勢いに乗り、ポジティブな気持ちを抱いて、サマーブレイクに入れるのはいいことだよ。