地域によっては猛暑が続いています。こんなときは、シュワっとした刺激がたまらない「冷たい炭酸飲料」を飲みたくなります。外出先で炭酸飲料を飲む場合は、わざわざ購入することが多いのではないでしょうか。一般的な水筒では、炭酸飲料に対応していないことが多いからです。
ただ最近では、各メーカーから炭酸飲料に対応したボトルが販売されています。今回は、無印良品の「炭酸にも使える保冷ボトル」を紹介します。価格は2990円(税込)です。実際に使用しているので、炭酸の抜け具合や温度変化などもお伝えします。
●素材やサイズについて
無印良品の「炭酸にも使える保冷ボトル」は本体とキャップ、飲み口、カバーに分解することができます。素材は本体がステンレス鋼、キャップがポリプロピレン、飲み口がPCT-G樹脂、カバーがステンレス鋼、ポリプロピレン、ABS樹脂となっています。キャップなどに付いているパッキンはシリコーンゴムです。
ボトル内は、炭酸が抜けにくい内面ミラー構造となっています。また容量は600mlです。
●飲み口は狭い? 氷は入る?
炭酸にも使える保冷ボトルは、飲み口が細くなっているので、氷が入らないのではないかと思ってしまいます。でも、カバーや飲み口は外れるので、全てのパーツを取り外すと氷は入ります。
また分解して洗えるので、お手入れもしやすいと感じます。ボトル本体を洗う場合は、ボトル内に手を入れて洗うことはできないので、ブラシなどの細いお手入れアイテムが必要です。
●実際に炭酸飲料を入れてみた
炭酸にも使える保冷ボトルに炭酸水を入れて、炭酸の抜け具合や水温を調べてみました。今回は、すでに冷蔵庫で冷やした、セブン-イレブンの「7プレミアム 強炭酸水」を使用。室温は28度です。
ボトルに炭酸水を入れた直後の水温は、約10度でした。このまま約1時間放置した後、再度キャップを開けると「プシュッ」と音がしました。その際、炭酸水がこぼれてしまうようなことはありませんでした。また水温は約11度と、1時間で1度ほど上がっています。
スタートから2時間後、ふたを開けると、約1時間前と変わらず「プシュッ」と軽快な音がしました。水温は12度には届かないのですが、11度後半くらいかと思われます。スタートから約2度上がりました。
さらにスタートから3時間後、ふたを開けてみると、炭酸水の「プシュッ」という音がしました。水温は約12度で、1時間前とほぼ変わりませんでした。
説明書には、保冷効力は「6度以下(1時間)、9度以下(6時間)」と記載されています。入れる飲み物や室温などの外部環境によっては、保冷効力は変わると思いますが、今回は炭酸もしっかり残っており、冷えていました。
その後、ボトルに約3時間入れていた炭酸水でジュースを作ってみました。コップに炭酸水を注ぐと、細かい泡ができていました。実際に飲んでみても、口の中でシュワシュワとするので炭酸は抜けていませんでした。
さらに約2時間、炭酸水が入ったボトルを放置しました。ボトルに入れてから約5時間経った炭酸水ですが、実際に飲んでみても炭酸は健在。おいしく飲めました。
●注意したいこと
無印良品の「炭酸にも使える保冷ボトル」は保冷専用ボトルです。熱いものは入れないようにしましょう。またドライアイスや牛乳・乳製品・果汁などの腐敗しやすいもの、みそ汁・スープなどの塩分や酸を多く含むもの、お茶の葉や果肉は入れないようにしてください。電子レンジでの使用も不可です。
スポーツ飲料を入れることはできますが、においの付着やさびなどの原因になるので早めに飲み、念入りに洗うようにしてください。
無印良品の「炭酸にも使える保冷ボトル」は、公式ECサイトやAmazon.co.jpなどのショッピングサイトで購入可能です。カラーはシルバー、白、ブルーの3色展開となっています。