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横浜ゴム、青木拓磨擁するTGRインドネシアとチーム三菱ラリーアートに『ジオランダー』を供給/AXCR

2024年07月29日 17:10  AUTOSPORT web

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ジオランダーM/T G003を装着するミツビシ・トライトン(チーム三菱ラリーアート)
 横浜ゴムは、8月11日から17日にかけて、タイで開催されるAXCRアジアクロスカントリーラリーに参戦する2チーム、TOYOTA GAZOO Racingインドネシアとチーム三菱ラリーアートにマッドテレーンタイヤ『ジオランダーM/T G003』を供給すると発表した。

 AXCRは東南アジア最大規模のFIA国際自動車連盟公認クロスカントリーラリーで、毎年8月ごろにタイを中心に開催されている。今季2024年は当初、同国と隣国のマレーシアでの開催が予定されていたが、安全上の理由からタイ国内のみに限定された新ルートに変更され、ラタニからカンチャナブリまでの約2100kmで争われることとなった。

 そんなAXCRには日本から複数のチームが参戦する。そのひとつが前年大会の覇者である青木拓磨を擁するTOYOTA GAZOO Racingインドネシアだ。同チームは元GPライダーの青木をはじめ、日本を代表するオフロードレーサーの塙郁夫、さらに昨年2位となったトゥバグス・アディ・モレンシャディを継続起用し、計3台の『トヨタ・フォーチュナー』で大会連覇を狙う。

 一方、そのTGRインドネシアに2連覇を阻まれたチーム三菱ラリーアートは、新型『ミツビシ・トライトン』で迎える2シーズン目は4台体制での王座奪還を目指す。

 タイとタントスポーツが運営し、日本の三菱自動車が技術支援を行うかたちでの参戦となる同チームを率いるのは、ダカールラリー2連覇の経験を持つ増岡浩だ。2023年に総合3位となった車両を大幅に改良して臨む今季は、2022年大会のウイナーであるチャヤポン・ヨーターをはじめ、経験豊富なサクチャイ・ハーントラクーン、2年連続出場となる田口勝彦、社員ドライバーの小出一登という4名のドライバーを起用している。

 横浜ゴムは昨季に続き、2024年もこの2チームにSUV・ピックアップトラック用マッドテレーンタイヤのジオランダーM/T G003を供給する。『M/T G003』はあらゆるオフロード路面で高い走行性能を発揮するとともに、優れたロングライフ性能を追求し、オフロード感を強調した逞しくアグレッシブなデザインを実現したタイヤでありAXCRでは2022年から2連覇中。今年はTGRインドネシア、チーム三菱ラリーアートとともに3連覇を目指すこととなる。

 なお、横浜ゴムはAXCR2024において上記2チームのほか、各国から参戦するさまざまなチームをサポートする予定だ。