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デーヴィッド・マークスの新著が発売、個人の重要度を示す「ステイタス」を解説

2024年07月29日 13:01  Fashionsnap.com

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 筑摩書房が、デーヴィッド・マークス(W. David Marx)の新著「STATUS AND CULTURE 文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学―感性・慣習・流行はいかに生まれるか?」を8月1日に発売する。価格は税込3630円。

 W・デーヴィッド・マークスは、1978年にアメリカで誕生。2001年にハーバード大学東洋学部卒業後、2006年に慶應義塾大学大学院修士課程を修了した。現在は東京在住で、日本の音楽やファッション、アートについて「ポパイ(POPEYE)」や「ザ・ニューヨーカー(THE NEW YORKER)」、「The New Republic」などで執筆している。著書には、アメリカンファッションが日本で独自の発展を遂げていった歴史を辿った「AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語」などがある。
 新著では、社会における個人の重要度を示す非公式な指標「ステイタス」にフォーカス。ファッションをはじめとする文化や流行はなぜ時間の変化とともに移り変わるのか、なぜあるものが“クール”になるのか、スタイルの革新はどのように生まれるのかといった文化の謎を、ステイタスという概念を基として解き明かしていく。また同書刊行に先立ち、ユナイテッドアローズの栗野宏文上級顧問は「ひとは自分の〈立ち位置〉を気に掛ける。本書は私たちの文化的生態系を解明し、その『呪縛』から解放してくれる」と推薦文を寄せた。