ノートパソコンの画面は表示できるスペースが限られるので、外出先や出張時の作業では作業能率も下がりがち。しかし、モバイルディスプレイがあれば、画面をグッと広げて、場所を問わずに広々と作業できます。
ここでは夏に発売された14インチモバイルディスプレイからおすすめモデルをピックアップして紹介します。
●VAIO Vision+ 14
「VAIO Vision+ 14」はVAIOから7月に発売されたばかりのモバイルディスプレイ。直販サイトでの価格は5万4800円(税込、以下同)です。
14.0インチ(アスペクト比16:10)でありながら、約325gという軽さを実現しているのが特徴です。ノートパソコンと携行しやすい一台と言えるでしょう。
同梱のカバーのたたみ方を変えることでスタンドにもなり、ノートパソコンの上側にモバイルディスプレイを縦に並べて設置できることは見逃せないメリットです。
せっかくモバイルディスプレイを持っていても、ノートパソコンの横にモバイルディスプレイを並べるスタイルだと、視線移動に疲れてしまうことも。本モデルであれば、別売のスタンドなどを用意することなく、上下にも画面を拡張できます。接続や給電はUSB Type-Cケーブル1本で行えます。
オプションでのぞき見防止フィルター(1万1000円)なども展開されているので、人の目が気になるシェアオフィスなどでも利用しやすいでしょう。
●ThinkVision M14t Gen 2
「ThinkVision M14t Gen 2」は、レノボ・ジャパンが7月に発売したモバイルディスプレイです。
サイズは14.0インチで、アスペクト比は16:10。直販サイトでの価格は5万7200円です。重さは約700gあるので、薄型ではありながらもVAIO Vision+ 14と比べると少し重くなります。
このモデルの特徴はスタイラスペンが付属しており、ビジネスシーンなどでの手書き操作に利用できることです。
共有された書類やファイルに手書きで修正指示を書き込んだり、契約書に電子サインをしたりといった作業を想定している場合には、心強いアイテムになるでしょう。指先でのマルチタッチ操作にも対応しています。
インターフェースは、USB Type-Cポートを左右の側面に1つずつ搭載しており、パソコンの左右どちら側でも設置しやすいのがポイント。またパワーパススルー機能をサポートしていて、モバイルディスプレイを介してノートパソコンへの給電ができるなど、USB端子の数が限られるデバイスでも使いやすい仕様です。
●グリーンハウス GH-LCU14A-SV
「GH-LCU14A-SV」は、グリーンハウスが6月に発売したモバイルディスプレイです。直販サイトでの価格は2万1800円と、これまでに紹介した2モデルと比べると手ごろな価格。重さは約650gです。
本モデルにはユニークなポイントが2つあり、1つ目はフルサイズのHDMIポートでの映像入力をサポートしていること。ビジネスシーン以外でも、旅行やアウトドアなどの際に、家庭用ゲーム機の画面を出力させるモニターなどとしても活用しやすいでしょう。
2つ目は、本体内蔵のスタンドにフック穴が備わっており、吊り下げ設置に対応していること。設置環境によっては、専用スタンドを購入せずとも、壁のフックなどにかけられるため、柔軟な運用が可能になるでしょう。
ちなみに15.6インチの「GH-LCU16C-SV」も展開されているので、より大画面が必要という場合は合わせてチェックしてみてください。