【夏の怪談特集】お盆に亡くなった人の霊が帰ってくると言われるが、夏に心霊体験したと告白する人も実際にいる。50代前半の女性(パート・アルバイト)は、ある夏の奇妙な出来事を振り返った。
一人暮らしをしていた女性がベッドで寝ていたときのこと。部屋はアパートの1階で、豆電球をつけたまま、窓にはレースのカーテンが掛かっていた。
「誰かに太ももを触られてる感覚で目が覚め、チラッと見たら2本の足が見えた。あっ、人だ~と。騒ぐと危ないかもしれないから気がつかないふりでいようと目をまた閉じました」
部屋に幽霊がいるより、生身の人間がいるほうがずっと恐ろしい。このあと女性はどうなってしまったのだろうか。(文:天音琴葉)
「足があっても人じゃなかったんだ」
その「誰か」の気配が消えたところでチラっと目を開けると、玄関の方に行く後ろ姿が見え、ホッとしたと当時の心境を明かした。ところが翌朝になり、あれは人間ではなかったと考えを改めたそう。
「朝玄関を見たら鍵は閉まったままでした」
もし人間だとしたら、玄関を出て行ったあと鍵が閉まっているはずがないと女性は考えたようだ。
「怖さはなく、あれはなんだったのかとずっと思いながらでしたが、足があっても人じゃなかったんだと今は……」
いまだにもやもやしているようだが、実はすべて夢の中の出来事だった、という可能性も十分ありそうだ。
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