ウエットコンディションとなった2024年F1ベルギーGP予選で、マクラーレンのランド・ノリスは5番手という結果だった。Q3でマクラーレンは、メルセデス同様、早い段階で新品タイヤを履いてコースに出て、走り続けるという戦略を採ったが、終盤にフレッシュタイヤでアタックしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)に上回られてしまった。
また、マクラーレンは日曜日がドライコンディションになると予想して、マシンのダウンフォースを低く抑えるセットアップを選んでいたということだ。
チーム代表アンドレア・ステラは『Sky Sports』に対して「明日は優れたトップスピードが必要だというのに、今日のコンディションに合わせてセットアップを妥協することは望まなかった」と説明した。
「予選で多少の犠牲を払う覚悟はしていた。明日の正しいコンディションで最も合理的なマシンを用意したかったのだ」
「現時点では、すべての天気予報が、(レースでは)ドライになると予測している。土曜日に大成功して、日曜日のチャンスを生かせないマシンにはしたくなかった。ここは追い越しがたやすいサーキットだから、スターティングポジションが大きな要因にはならない」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 4番手(2分03秒372:インターミディエイトタイヤ/4周)
予選 5番手(Q1=12番手1分55秒582:インターミディエイトタイヤ/Q2=8番手1分54秒358:インターミディエイトタイヤ/Q3=5番手1分53秒981:インターミディエイトタイヤ)
複雑な気分だ。苦戦する場面が何度かあり、ペースが少し足りないように思った。フラストレーションを感じるよ。
今日はダウンフォースが低めのセッティングだったことが、少し響いたかもしれない。でも今夜作業した後、明日報われるといいね。
明日は(マックス・フェルスタッペンの降格により)4番グリッドからスタートするので、戦いに残ることができるし、ポジションを上げるチャンスは十分ある。