新車は欲しいが買うお金はない!という人は多いだろう。それなのに自動車税は長く乗るほど高くなるという現実がある。「税金に怒っている人」をテーマに投稿を募集したところ、北海道に住む40代女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/総務事務/年収200万円)からこんな怒りの声が届いた。
「自動車税と自動車重量税がクルマの初度登録日から13年を超えると、重課税扱いに強制的にされてしまう」
これを「理不尽」と指摘し、自身の厳しい現状を明かした。(文:篠原みつき)
「悪いところがあれば直し直し乗っている状態に追い打ちをかける」
北海道は車なしでは生活が成り立たない地域が多いだろう。女性はこう訴える。
「賃金は上がらず、新しいクルマに買い替えをしたくてもしばらくはムリ。しかたなく車検に出し、悪いところがあれば直し直し乗っている状態」
新車を買いたいのはやまやまだが、経済的に難しく、やむを得ず13年以上乗り続けているのだ。
言わずもがな、車を所有し続けるためには自動車税と重量税を払わなければならない。しかし、この女性が言うように「自動車税」は13年経過すると約15%、「重量税」は39%上乗せとなる。例えば排気量2000cc以下の普通車なら3万9500円だった自動車税は4万5400円に上がる。しかも重量税は18年経過すると53%もの加算となってしまう。
これは、古い車からより環境負荷に配慮した新しい車への乗り換えを促すための措置だが、現実的には買い替えの資金を用意できる人ばかりではないだろう。
女性は、この重量税はこうした厳しい生活に「追い打ちをかける形」だと批判し、
「13年を超えるクルマの重課税は、公共交通機関がぜい弱な地域の人間に対して、あまりにもひどい仕打ちだと思いますね」
と嘆くように書いていた。
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