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熱伝導ゲル「えくすとりーむげる」が専用ガン付きで登場!/暑すぎるがゆえにファンがよく売れる

2024年07月27日 06:11  ITmedia PC USER

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パソコンSHOPアークの入り口。「アク子」の様子が、街の“暑さ”を物語っている

 今週(7月22日週)末の秋葉原のPCショップでは、異彩を放つ冷却アイテムを次々に投入するCWTPから、新型の熱伝導ゲルが登場。初回入荷分は、既に売り切れとなっている。


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●多少のでこぼこでも大丈夫! 「えくすとりーむげる」の評価は?


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 今週、冷却アイテムの新製品ではCWTPの「えくすとりーむげる」が大いに目立っていた。本製品は基板の発熱源から熱を吸い上げる熱伝導ゲルで、容量約30gのシリンダーと、射出するための専用ガンがセットになっている。実売価格は5300円弱で、入荷した一部店舗では初回入荷分が売り切れたという。


 本製品を入荷したオリオスペックは、「熱伝導シートだとなかなか厚みをそろえられない箇所でも、(ゲル状の本製品なら)簡単に隙間なく行き渡らせることができます。古めのグラフィックススカードのクーラーなどの冷却性能を高めたい、と考えている人に強い味方になると思います」と話していた。


●十数個のまとめ買いも――高速回転ファンが各ショップで大量に売れる


 関東甲信地方では、7月18日頃に「梅雨明け」が宣言された。このタイミングで、秋葉原のPCパーツショップでは、汎用(はんよう)ファンが大量に売れるようになったという。秋葉原を含む東京23区で、厳しい暑さが続いている影響があるのかもしれない。


 中でも複数台買いされることが多いのが、ラジエーターの放熱に使われる高速回転のファンだ。TSUKUMO eX.では、長らく在庫を切らしていたというARCTICの「P14 MAX」が大量に入荷した。同店は「猛暑を機にマシン内の冷却環境を一新したいという人も多くいますが、もうどんどんまとめ買いしてもらって大丈夫です」と胸をなで下ろしていた。


 汎用ファンの大量買いで盛り上がる中、抜きん出た売れ方をする製品も見られた。同店では、先週登場したSCYTHEの120mmファン「Wonder Tornado ARGB」がサイズ面からよく売れているという。実売価格は1700円弱で、他店でも人気ファンとしてよく挙げられている。


 同店は「ARGBファンでは珍しく、毎分2500回転で回せるんですよね。光らせつつも、ガンガン冷やしたいという人に頼もしいスペックです。コスパもよくて、まとめ買いしてもそこまで財布が痛まないのもポイントですね」と評価していた。