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66歳で厚生年金保険料を支払ったら、将来受け取れる老齢厚生年金は増える?

2024年07月26日 20:31  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、66歳で厚生年金に加入している方の年金について、年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、66歳で厚生年金に加入している方の年金についてです。

Q:66歳で厚生年金保険料を支払ったら、将来受け取れる老齢厚生年金は増える?

「66歳ですが、給料から厚生年金保険料が引かれています。今後、私が受け取れる老齢厚生年金額は増えるのですか?」(玉ちゃん)

A:厚生年金保険料を支払った分、もらえる老齢厚生年金額は増えます

65歳になると、老齢年金を受給できます。厚生年金加入者は、65歳時点で、それまで納付した厚生年金保険料にもとづいて老齢厚生年金受給額が決定されます。

相談者のように、65歳以降も厚生年金加入者として、厚生年金保険料を納付している人は、65歳以降、厚生年金保険料を支払った分、増えた老齢厚生年金を受け取ることができます。

65歳以上70歳未満の人で、厚生年金に加入しながら老齢厚生年金を受け取っている場合、基準日9月1日時点までに納めた厚生年金保険料に基づいて、翌月10月分からの年金額が見直しされます。実際に見直しされた年金額を受け取れるのは、12月(10月・11月分)になります。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)