役所は、ハリウッドでリメイクもされた『Shall we ダンス?』(1996年)、カンヌ映画祭パルム・ドール受賞の『うなぎ』(1997年)を始め『CURE』(1997年)、『EUREKA』(2000年)など国内外の映画祭で高い評価を受けた作品で主演を務め、日本映画の世界進出に大きな貢献した。市川崑氏、今村昌平氏、周防正行氏、黒沢清氏、青山真治氏ら、多くの監督たちの作品での幅広い演技で日本を代表する映画俳優の地位を不動のものとしている。『孤狼の血』(2018年)、『すばらしき世界』(2020年)などの若手監督や『PERFECT DAYS』(2023年)でのヴィム・ヴェンダース氏との仕事を通して進化を続けている。