ファンタジックな音楽が流れる中、客席後方や舞台袖から次々とメンバーが現れる。魔法学校からの案内状に記されていた「22/7に集まれ」という指示に従って、魔法学校の入口を探している中、突如現れた大きな円。その中に立った10人は声をそろえて「22/7 Magic School Days!」と叫ぶ。1曲目「謎の力」で幕が開けると、メンバーは笑顔いっぱいにこぶしをつきあげながら会場丸ごと物語の世界へといざなう。
そんな魂のぶつかり合いがさらにメンバーたちの闘志に火をつける。地下へ続く階段を降りると、バトル曲にふさわしい「地下鉄抵抗主義」のフォーメーションがクラス対抗のかたちにアップデートされ、我先にとゴールを目指してダンジョンを進んでいく死闘を表現した。一足早かったのは、EARTH組だ。入学当初は「楽しい学園生活が送れればいい」とお気楽だった望月りのが「今じゃないとダメなの」「だって今は魔法に恋してるから!」と声をあげて始まった「Just here and now」。EARTH組でもある相川奈央、そして麻丘真央のねだるセリフには圧巻だった。
「月と地球は離れられないんだよ、知ってた?」。河瀬から差し出された手を取る天城。両組が手を取り合って踊る「君はMoon」が、大団円の光景を作り出す。さらに校長が「最後に、諸君を見守ってくれている人たちに特別な魔法をかけよう」と言うと、一人ひとりにペンライトが渡される。魔法の呪文は「みんなで一緒に……Magic School Days!」。「歌っていれば誰もが笑顔で争うこともない」と、最新の12thシングルに収録された「世界中で歌おうぜ」を披露し、一列にスクラムを組んで揺れながらピースフルな光景を見せた。
■『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~』セットリスト
01.謎の力
02.君とどれくらい会わずにいられるか?
03.タチツテトパワー
04.とんぼの気持ち
05.僕は存在していなかった
06.何もしてあげられない
07.空を飛んでみよう
08.地下鉄抵抗主義
09.Just here and now
10.神様だって決められない
11.覚醒
12.君は Moon
13.世界中で歌おうぜ
【アンコール】
EN1.YESとNO の間に