結婚を意識していた恋人に裏切られたら、いつまでも引きずってしまいそうだ。「正直騙された、裏切られた気分になりました」と打ち明けたのは、三重県の30代前半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収900万円)だ。
発端は、5歳年下の彼氏から「結婚しよう、まずは同棲しよう」と言われたことだった。ところが、実家暮らしの彼には貯金がほとんどないことが判明した。投稿者の女性にはそこそこ貯金があったが、彼に結婚資金を貯めさせるために、お互いに貯蓄用口座を作ることにした。一緒に銀行の窓口に行ったのだが……
「結局、私だけが口座を作る羽目に。彼は『給料をもらったら3万ずつ、元々持っているネット銀行に入金する』と言うのです。しかし、そのスタイルで貯まらないから給料が入る口座から引き落としされるように勧めているのに、本末転倒です」
と女性は呆れるしかなかった。彼の趣味は競馬で、そのネット銀行を競馬のネット投票に利用していた。そして馬券が当たると、同僚に何かしら奢るそう。通りでお金が貯まらないわけだ。(文:天音琴葉)
「お金を貯める気がないんだね」と言ったら逆ギレ
彼は同僚の前では気前よく振る舞うが、投稿者の女性には一円も渡さなかった。そのため女性は、結婚資金をネット銀行で貯めるという話を信じられるはずもなく、「それ貯める気あるの?それも3万ずつって、何年後に結婚するつもりなの?」と嫌味を言うも、通じていないのか、「コツコツ貯めるね」という返答だった。
すると彼は、目の前で3万円をネット銀行に入金したそう。女性と結婚するために心を入れ替えたのだろうか。だがその翌日……
「購入したという時計の写真がLINEで送られてきました。3万の。(中略)ふざけるな、と思い『お金を貯める気がないんだね』と送ったら逆ギレしてきました」
彼は前日に結婚資金として入金したはずの3万円で腕時計を購入したが、そもそも職業は看護師で腕時計の着用が禁止されている上に、既に3個も持っていた。必要に迫られ購入したわけではないことは明白で、女性のほうがキレたかっただろう。
母親には2万円のバッグをあげたのに……
これで彼との縁を切ったのかと思いきや、仲直りをしたそう。しかし彼はまたしても投稿者の女性を失望させたのだった。時計の次は、バッグの写真を送ってきた。彼の母親にプレゼントしたという。女性がブランドサイトを見ると、2万円の品であることがわかった。
そのあと彼は、カゴバッグの写真も送ってきた。女性が「いいんじゃない?」と返信したら、彼は「でしょ?3500円でこれはコスパいいよね」と得意げに返してきた。
「値段を言ってくるので嫌な予感はしていましたが、案の定、そのバッグを持って現れたと思ったらお金を要求されました」
彼は母親には母の日でも誕生日でもないのに2万円のバッグをプレゼントし、恋人には3500円のカゴバッグの代金を請求したというのだ。
「元々マザコンだとは思っていましたが、毎日ご飯を食べにきている費用を出すどころか、母にはなんでもない日でも2万のバッグをプレゼントするのに、私には3500円すらプレゼントしないのです。第一、時計と合わせると、5万(の出費)」
怒り心頭だった女性は、結局カゴバッグの代金の支払いを拒否。その際に「母と私の扱いが違いすぎるし、金を貯める気があるとは思えない」と非難したら、彼はまた逆ギレした挙句、「もういい別れる」と。女性のほうが言いたかったセリフだろう。
「ムカつきましたがが、あんなマザコン経済観念ないやつと結婚しないでよかったと思います」
彼は釣った魚に餌をやらない男の典型だったようだ。結婚前に別れて正解だったに違いない。
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