トップへ

ハースF1、2025年からのエステバン・オコン起用を発表。契約は複数年

2024年07月25日 17:20  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

エステバン・オコン
 7月25日(木)、マネーグラム・ハースF1チームは、2025年よりエステバン・オコンを起用すると発表した。なお、契約年数は複数年となる。

 オコンは現在27歳で、F1では8年目を迎えた。2016年にマノーからデビューしたオコンは、フォースインディア/レーシングポイント(2017~2018年)、ルノー(2020年~)に在籍し、ルノーからリブランドされたアルピーヌで今年5年目のシーズンを過ごしている。

 ルノー時代の2020年にはサクヒールGPで初の表彰台を獲得し、翌2021年にはハンガリーGPで初優勝。昨年はモナコGPで表彰台も経験しているが、今シーズンはマシンパフォーマンスに悩まされており、第13戦ハンガリーGP終了時点で入賞は3回にとどまっている。

 すでに今年のモナコGP終了後にチームを離れることを発表しているオコンだが、去就に関してはハースをはじめキック・ザウバーやウイリアムズなど複数のチームと交渉していると報道されてきた。

「ハースF1チームに複数年契約で加入することを発表でき、とても誇りに思う」と、ハース加入発表に際してオコンは自身のSNSでコメントを発表した。

「F1キャリアの新たな章を踏み出し、野心的なレーシングチームの精神、仕事に対する姿勢、そして紛れもない上昇気流に本当に感銘を受けた。この数カ月間、誠実で実りある話し合いをしてくれたジーン(・ハース/チームオーナー)とアヤオ(小松礼雄チーム代表)に感謝したい」

「ハースF1チームには将来に向けて大きな計画と明確な目標があり、僕にとって初めてのF1レースエンジニアであるアヤオ(2014年アブダビGPのFP1にて、ロータスF1からF1公式セッション初参加となったオコンを担当)と同じチームメンバーとして再会することを楽しみにしている。そして、カンナポリス(アメリカ)、バンバリー(イギリス)、マラネロ(イタリア)のみんなと一緒に働くことも楽しみだね」

「ただ、今のところ、僕の集中力とエネルギーはまだ完全にアルピーヌF1に捧げられている。今年はまだ11レースも残っているし、このチームとの5年間の共同作業を最高のかたちで終わらせるために、これまで以上にやる気満々だよ」

 なおハースは2025年シーズンについて、すでにオリバー・ベアマンを起用することを発表しており、来年はドライバーラインアップを一新して戦うことになる。