足が不自由なコーギー・ライトくんを引っ張って歩くシンバくんのTikTok投稿が話題となっている。「頑張れ!」と鼓舞するようにリードを引っ張り、2匹が助け合って歩く姿に「人間よりずっと優しい動物たち」「涙腺がゆるむ」などとコメントが寄せられている。ライトくんは今年4月に虹の橋を渡ったが、相方だったシンバくんは独りでは「あまり歩かなくなった」と飼い主さん。「家族という認識」で繋がっていた2匹の関係性について話を聞いた。
【動画カット】後ろを振り返りながら、兄コーギーをねぎらう弟「支え合ってる…人間もこれ出来ないかねぇ」■怒りん坊だけど賢いシンバくんと内弁慶でビビりなライトくん
――このような反響についてどう感じていらっしゃいますか?
「正直びっくりです! シンバとライトの日常を見ていただけて有難い限りです。私自身この散歩動画が可愛くて可愛くて載せました。シンバがどう思ってライトを引っ張ったのかは分からないけど、家族という思いだったのでしょうね」
――シンバくんがライトくんを助けるようにリードを引くようになったきっかけについてお伺いしたいです。
「最近ではなくライトが歩けていた時から、シンバが引っ張りたいと言う時は持たせていました。2匹がお互い辛くならないように、間に入って補助します」
――シンバくんとライトくんの性格や年齢、体重、チャームポイントについて教えてください。
「ライトはわりと怒りん坊でしたが、人の話を良く聞いて賢かったです。優しいお顔がチャームポイントですかね。
一方、シンバは現在7歳の内弁慶でビビりっ子。チャームポイントは甘えん坊です」
■「シンバ一匹ではあまり歩かない」
――シンバくんとライトくんとの暮らしの中で、印象的なエピソードはありますか?
「ライトは優しいお顔で油断するけど、ドッグランに行くとケンカっぱやくなるんです..。1回、ガウガウ言ったら逆に他のワンコに囲まれちゃったことがありました。そんな時、シンバがライトの前に入って守ったんです。それはびっくりしました。シンバの方がでかいですから。おかげでケンカにならずにすみました」
――ほっこりするエピソード。実際に、シンバくんとライトくんはどんな関係性でしたか?
「仲良しではなかったのですが、 家族という認識はあったと思います」
――ライトくんは今年の4月に13歳で虹の橋を渡られ、TikTokではライトくんのご冥福を祈るメッセージが多く散見されました。
「Instagramでも、『ライト君に支えられました。見ると元気出ます』など未だにコメントいただきます。有難いことですし、ライトが頑張っていた姿が皆さんを励ましたなら良かったです。ライトはホントに頑張ったので...。
もともと年齢的に足が大分弱くなってきてはいたのですが、やむを得ない事情で、短期間で2回の全身麻酔での歯石取りと去勢手術の麻酔の後遺症も原因の一つだと思っています。お散歩が大好きだったので、可哀想なことをしてしまったと今でも悔やみます。足が動かなくなってもライトは、笑顔でたくさん頑張ってくれました。とっても良い子でした」
――ライトくん亡き後、現在のシンバくんはどんな様子ですか?
「寂しそうにしています。お散歩も、シンバ一匹ではあまり歩きません。ライトの分まで大事にします」