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『ウルトラマンアーク』戸塚有輝と水谷果穂が子どもたちの声援に感激!- 『ウルサマ2024』の見どころを空想特撮ライターがレポート

2024年07月21日 08:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
●夏休みの定番「ウルトラヒーローズEXPO」が今年も開催!
2024年7月20日から開催されている夏恒例の人気イベント「ウルトラヒーローズEXPO 2024 サマーフェスティバル IN 池袋・サンシャインシティ(略称:ウルサマ)」のオープニングセレモニーが19日に行われた。



現在好評放送中の最新ウルトラマンシリーズ『ウルトラマンアーク』から主人公の飛世ユウマ役・戸塚有輝と、ヒロインの夏目リン役・水谷果穂がステージに登場し、ウルトラマンが大好きな子どもたちの元気な応援の声を受けながら、イベントの注目ポイントをさわやかな笑顔で語った様子をレポートする。


○夏休みの定番「ウルトラヒーローズEXPO」が今年も開催!



池袋サンシャインシティ文化会館ビル・4階展示ホールBにて開催中の「ウルトラヒーローズEXPO」は、迫力満点のウルトラヒーロー「ライブステージ」をメインに、歴代ウルトラヒーローやウルトラ怪獣の魅力を再現した「立像展示」や、精巧な市街地の「巨大ジオラマ」、親子でイベントを訪れた際の最高の記念となる各種フォトスポット、そしてウルトラヒーローとスペシャルな記念撮影ができる「ウルトラショット」、限定アイテムも豊富にとりそろえた物販コーナー「ウルトラマンデパート」など、さまざまな楽しみどころを備えた「夏休みの定番」というべき人気イベントである。


オープニングセレモニーには、『ウルトラマンアーク』の主人公・怪獣防衛科学調査所「SKIP(スキップ)」星元市分所の新人調査員・飛世ユウマを演じる戸塚有輝と、AIロボット「ユピー」を開発したSKIPのシステム担当・夏目リンを演じる水谷果穂が登場。


セレモニー開催の時点で『ウルトラマンアーク』は第1話、第2話が放送済みで、子どもたちもウルトラマンアークのカッコいい戦いのスタイルや、ユウマやリンが怪獣災害に真剣に向き合っていることなどをしっかり認識している様子。子どもたちの笑顔と元気な声援を受けた戸塚、水谷も自然とにこやかな表情になり、手を振って感謝の気持ちを示した。


第1話と第2話をふりかえって、好きなシーン、おすすめのシーンは? とMCから質問された戸塚は「第1話の“ウルトラハグ”かなあ。とてもあったかい変身シーンでした。第2話をご覧になった方はお分かりだと思いますが、これからもいろんな変身のパターンが見られますので、楽しみにしてください」と、第1話クライマックスでユウマが変身をする際、ウルトラマンアークに後ろからハグされるような映像表現があったことに言及し、おすすめに選んでいた。


水谷は「第2話で、アークがリオドの鼻をコチョコチョするしぐさが好きです。ああ、アークらしいなと思って、印象に残りました」と語り、怪獣リオドの特徴的な鼻を攻撃する際のウルトラマンアークの、ちょっとした人間くさい仕草がユニークだったと感想を述べた。


次に、ウルサマ2024の入場者プレゼントについての紹介が行なわれた。今回の特典は、今年10月から世界15ヶ国・地域で同時発売されるトレーディングカードゲーム「ウルトラマンカードゲーム」から、ウルサマ会場限定「ウルトラマンアークプロモカード」。いち早くカードを手にした戸塚は「先ほどカードゲームをやってみましたが、数字の大小で勝ち負けが決まるなど、小さなお子さんでも遊びやすいのがいいですね。あと、描かれているアークのイラストがカッコよくて、コレクションしたくなります!」と語り、ゲーム性とコレクション性の両方に優れたカードゲームだと絶賛した。



ウルトラヒーローと怪獣たちが大迫力のアクションを繰り広げる「ライブステージ」には、戸塚、水谷を含むSKIPメンバーがひとりずつ日替わり出演することが決まっている。ステージ出演にあたって戸塚は「先日、噴水広場で行なわれたウルサマ開催記念イベントで、子どもたちの応援の声を聞いて、とても感動したんです。これからのライブステージでも、客席のみなさんからから僕たちがもらう力は大きいと思いますし、逆に僕たちからみなさんにたくさんの思いをお渡ししたいので、どうか楽しみにしてください!」と意気込みを語り、水谷も「舞台と客席が近いですし、みなさんと一緒にステージを作っていく気持ちで、ぞんぶんに楽しみたいです」と、演じる側と観る側がひとつになって生まれる感動的なステージに期待するコメントを残した。


また、ライブステージの応援アイテムとして、昨年の「ウルサマ2023」より発売された「カラータイマーライト」が今年も活躍する。ウルトラヒーローの戦いに合わせて色が変わったり、子どもたちの思いを光のエネルギーに変えてウルトラヒーローに届けたりすることが可能だ。


そして今年は「カラータイマーライト ウルトラマンゼロVer.」が新たに登場。その名のとおりウルトラマンゼロのカラータイマーを模したこのアイテムも、人気を集めそうだ。


オープニングセレモニーでも、子どもたちの応援の心をカラータイマーライトに乗せ、「がんばれー!」という応援の声を舞台上へ届けることに。子どもたちの声は見事エネルギーに変換され、背後に美しい虹のような光のアーチがかかった。



応援の気持ちをエネルギーに変換できるカラータイマーライトの構造に興味しんしんのリン=水谷は「ちょっと分析してくる」と言い残し、突然ステージを去っていき……。


「それ、今やることですか?」と少々とまどい気味のユウマ=戸塚だったが、このタイミングでMCから「アークへの変身」をリクエストされ、変身アイテム「アークアライザー」と「アークキューブ」を構えた。


「ウルサマで、想像力を解き放て!」と叫んで、アークキューブを装填したアークアライザーを前方にかかげる。


すると、まばゆい光に包まれてウルトラマンアークが姿を現した。


戦況に応じてさまざまな「アーマー(鎧)」を身に着けて戦うのがウルトラマンアークの特徴。今回アークが装着しているのは、ライブステージ後期(STAGE2)で活躍するという「サトゥルアーマー」である。土星をイメージしたサトゥルアーマーが、怪獣に対してどのような攻撃を行うのかは、ぜひライブステージ本番で確かめてほしい。


今年は、池袋サンシャインシティでの「ウルサマ2024」のほか、8月13日から25日にかけて、大阪・梅田サウスホールにて「ウルトラヒーローズEXPO2024 うめだサマーフェスティバル」も開催されることになった。大阪初日となる8月13日には、戸塚がステージにかけつけるという。戸塚は「梅田に行くことになり、ワクワクしています!」と東京のみならず大阪の子どもたちにもイベントで会うことに、大いに期待していると語って目を輝かせた。


「ウルサマ2024」では、『ウルトラマンアーク』放送を記念した「きみの《想像の力》 イラスト募集キャンペーン」に送られた視聴者からのイラストを発表するコーナーもある。その一例として、水谷が描いたイラストがスクリーンに映し出された、水谷は「私はワニが大好きなので、カッコいいウルトラマンアークと組み合わせ、『ワニトラマンアーク』を描きました」と、自由な「空想の力」をフルに発揮して、ユニークでチャーミングなワニトラマンアークを発表し、ニッコリほほえんだ。


ウルサマ2024開幕に向けて戸塚は「夏本番とともに、ウルサマが始まります。みなさん、体調管理にくれぐれも気をつけて、ウルトラマンを楽しみつくす夏にしてください!」と、連日の猛暑への対策をしつつ、元気に夏のイベントを満喫してほしいと語った。水谷は「今日はみなさんからたくさんのエネルギーをいただき、これからの気力がわいてきました。最高の夏にしましょう!」と、ウルトラマンを愛するすべての人たちと一緒にイベントを楽しもうと意欲を示した。



オープニングセレモニーの後は、7月20日から8月5日まで上演される「STAGE1」の公開ゲネプロが行なわれた。


●「STAGE1」公開ゲネプロをレポート
○「STAGE1」公開ゲネプロをレポート



オープニングセレモニーの後は、7月20日から8月5日まで上演される「STAGE1」の公開ゲネプロが行なわれた。


レッドキング、ゴモラ、テレスドンという重量級怪獣と立ち回るウルトラマンアークの活躍や、テレビ第1話でも披露した「防御バリヤーを戦いに活用するアーク」、そしてユピーやユウマの登場、ソリスアーマーをまとったアークが超巨大化を果たした怪獣シャゴンに挑むダイナミックなバトルシーンなど、全編が見どころというべき濃密内容である。


また、ストーリーの重要な部分を担う「悪の宇宙人軍団」の、ちょっとユーモラスで軽快な動作や、思わずホロリとさせられる人情味も見逃せない。ウルトラマンシリーズの怪獣・宇宙人以外にも、円谷プロの傑作テレビ作品『ファイヤーマン』から、あの人気怪獣が出てきて愛嬌をふりまいている点にも注目したい。


後半では、今年で登場15周年を迎えたウルトラマンゼロが、ナックル星人と激しい立ち回りを展開するシーンも見られた。


続いては、「ウルサマ2024」展示会場の見どころを紹介していく。


●「ウルサマ2024」展示会場の見どころは?
○「ウルサマ2024」展示会場の見どころは?



ここからは「ウルサマ2024」展示会場のもようをレポートしてみよう。


入口を抜けると、円谷プロの創設者であり『ゴジラ』『モスラ』『地球防衛軍』『世界大戦争』など、東宝で名作特撮映画を生み出した特技監督・円谷英二氏と、ウルトラマン、バルタン星人が一緒に写っているPR写真が出迎えてくれる。「現実にない映像を、知恵と工夫と想像力によってかたちにする」という円谷特撮の理念は、今年の円谷プロのスローガン=「空想の力」を備えた未来のクリエイターたちへと受け継がれていく。


『ウルトラマンアーク』に登場する、怪獣防災科学調査所・SKIP星元市分所の再現セット。大規模な防衛チームと方向性が異なり、雑居ビルの一室で運営している調査機関という設定のユニークさを実感できる、星元ビル看板や室内の小道具類のリアリティに注目したい。


コーヒーをこよなく愛する特別調査員・石堂シュウ(演:金田昇)がSKIPに派遣された際、持参してきた高級エスプレッソマシンもある。


続いては、さまざまな怪獣たちの生態を目視し、調査・研究を行うエリアへ。岩場のすみで座り込み、居眠りしているのは人間の味方をする友好珍獣ピグモン。せっかくの眠りを妨げるのはピグモンに悪いので、ここを通るときは物音を立てないようにしよう。


怪奇植物スフランは、隙あらば人間に巻き付いて栄養分を奪おうとするから、要注意である。


怪獣界では手のつけられない乱暴者として知られるレッドキング。この個体はギガスやドラコと激闘を繰り広げた「二代目」と呼ばれる過去の個体に酷似している。


山間から姿を見せる古代怪獣ゴモラ。強靭な尻尾が最大の武器で、その威力はウルトラマンを何度も吹き飛ばしたほど。


路地裏に潜むペロリンガ星人。怪獣たちの傍にはいくつかのQRコードが貼られており、これを読み込んで怪獣や宇宙人に関するクイズ=「Mission怪獣生態調査」に答えよう。すべて正解すると、特製フォトフレームがゲットできる。

「巨大ジオラマ」エリアでは、ウルトラマンアークをはじめ、ウルトラマンブレーザー、ウルトラマンタイガ、ウルトラマンゼロといったヒーローたちが、市街地を襲う怪獣たちから人々を守るため果敢に戦うという、大迫力の展示が行なわれた。


ジオラマはいろいろな角度から見ることができるので、ぜひ自分だけのベストショットを撮影してもらいたい。


第1話で、ユウマがウルトラマンアークに包み込まれるように変身していくシチュエーション=ウルトラハグを再現したコーナーでは、アークの手の中央部分に乗って記念撮影を行うことが可能。


マスコミ向けフォトセッションでは、ウルトラマンゼロ、水谷果穂、戸塚有輝、ウルトラマンアークが登場し、会場に集まった大勢の子どもたちを興奮させた。


Netflixで好評配信中、CGアニメーション長編映画『Ultraman: Rising』で活躍するウルトラマンの立像。大胆なディフォルメを施されたプロポーションが特徴だが、造型やカラーリングは極めてオーソドックスなウルトラマン像を踏襲している。


『かいじゅうステップSDGs大作戦』のダダちゃんと記念写真が撮れるスポット。『ウルトラマン』では三つの顔を使い分け、神出鬼没の超能力で視聴者に恐怖をもたらした三面怪人ダダが、大胆なアレンジを施された結果、素朴で愛らしいキャラクターに生まれ変わっている。


『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年公開)でデビューして以来15年間、幾度となくウルトラヒーローの危機にかけつけ、強敵と戦ってきたウルトラマンゼロ。さまざまな次元を飛び越えるゼロの戦いは、これからも続いていくことだろう。


『ウルサマ2024』の開催期間は、7月20日~8月5日(前期/STAGE1)。休業日(8月6日)を挟んで8月7日~26日(後期/STAGE2)となる。詳細は公式サイトをご確認していただきたい。



(C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京



秋田英夫 あきたひでお 主に特撮ヒーロー作品や怪獣映画を扱う雑誌・書籍でインタビュー取材・解説記事などを執筆。これまでの仕事は『宇宙刑事大全』『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』『ゴジラの常識』『仮面ライダー昭和最強伝説』『日本特撮技術大全』『東映スーパー戦隊大全』『上原正三シナリオ選集』『DVDバトルフィーバーJ(解説書)』ほか多数。 この著者の記事一覧はこちら(秋田英夫)