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暫定優勝のフェルシュフォーが失格に。トップチェッカーから失格は“今季2度目”/FIA F2第9戦レース1

2024年07月21日 04:00  AUTOSPORT web

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2024 FIA F2第9戦ブダペスト リチャード・フェルシュフォー(トライデント)
 2024年FIA F2第9戦ブダペストのスプリントレース(決勝レース1)終了後、暫定優勝を飾ったリチャード・フェルシュフォー(トライデント)に対し失格の裁定が下された。

 7月20日に行われたスプリントレースをポール・トゥ・ウインで制し、今季初優勝、通算4勝目を飾ったと思われたフェルシュフォー。しかし、レース後に行われた車検でフェルシュフォーの車両のリヤプランクの厚みが3.7mmと計測された。

 FIA F2では技術規則第3.4条3項において、リヤプランクの厚みは新品時が5mm、磨耗によって削れたものでも最低4mmと定められている。これにより、暫定優勝のフェルシュフォーには技術規則第3.4条3項違反に伴い失格という裁定が下った。

 なお、フェルシュフォーは今年の3月に開催された第2戦ジェッダのスプリントレースにおいて暫定優勝も、レース後の車検でECUに誤ったスロットルペダルマップがインストールされていたことが判明し、チームメイトのロマン・スタネとともに失格になっており、暫定優勝から失格は今季2度目となる。

 また、FIA F2参戦4年目のフェルシュフォーはデビューイヤーの2021年に最低重量違反(MPモータースポーツ)、2022年に燃料サンプル規定違反(トライデント)、2023年にスロットルマップ違反(ファン・アメルスフォールト・レーシング)と、毎年1度は技術面での要因から失格となるレースがあり、今回の失格はFIA F2キャリア5度目となる。

 フェルシュフォーの失格により、暫定2位でチェッカーを受けたクッシュ・マイニ(インビクタ・レーシング/アルピーヌ育成)がFIA F2初優勝を飾る結果へと変わった。

 2024年FIA F2第9戦ブダペストのスプリントレースの正式結果は以下のとおりだ。

■2024年FIA F2第9戦ブダペスト
スプリントレース正式結果
Pos.No.DriverTeamTime/Gap19K.マイニインビクタ・レーシング44’28.93521V.マルタンスARTグランプリ9.564320I.ハジャルカンポス・レーシング15.005411D.ハウガーMPモータースポーツ24.643512F.コラピントMPモータースポーツ26.161617P.アーロンハイテック・パルスエイト32.825725T.バーナードAIXレーシング37.45188J.コレアダムス・ルーカスオイル40.90497J.クロフォードダムス・ルーカスオイル49.354103O.ベアマンプレマ・レーシング52.6131115R.ヴィラゴメスファン・アメルスフォールト・レーシング54.021126宮田莉朋ロダン・モータースポーツ54.665135Z.マローニロダン・モータースポーツ54.913144A.アントネッリプレマ・レーシング55.1081523R.スタネトライデント55.3021610G.ボルトレートインビクタ・レーシング56.0731721J.マルティカンポス・レーシング57.4371824J.デュルクセンAIXレーシング59.822192Z.オサリバンARTグランプリ64.7022016A.コルデールハイテック・パルスエイト65.8632114E.フィッティパルディファン・アメルスフォールト・レーシング1Lap22R.フェルシュフォートライデントDQ

・ファステストラップ(総合):#10 ガブリエル・ボルトレート(インビクタ・レーシング)1分32秒266(24/28) 170.936km/h
・ファステストラップ(得点対象):#20 アイザック・ハジャル(カンポス・レーシング)1分34秒227(25/28) 167.378km/h

・ペナルティ:
#16 アムーリ・コルデール(ハイテック・パルスエイト):10秒タイム加算/走路外走行によるアドバンテージ
#22 リチャード・フェルシュフォー(トライデント):失格/技術規則第3.4条3項違反