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高橋巧「ホンダ30勝目のプレッシャーはあるが、応援を力に変えたい」と決勝に意欲/鈴鹿8耐 予選トップ3会見

2024年07月20日 22:00  AUTOSPORT web

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高橋巧(Team HRC with Japan Post)/鈴鹿8耐
 7月20日、三重県の鈴鹿サーキットで『2024 FIM世界耐久選手権(EWC)”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』のトップ10トライアルが行われた。ヨハン・ザルコの2分05秒531というタイムにより決勝の3番グリッドを獲得したTeam HRC with Japan Postの高橋巧、ヨハン・ザルコ、名越哲平が、トップ10トライアルを振り返り、日曜日のレースに向けた意気込みを語った。

◾️高橋巧
「僕は正直トップ10トライアルがあまり好きではないというか、1周でタイムアタックするのがすごく苦手です。そのなかでも基準となる2分05秒6と、ヨハン選手に思いっきり行ってもらう基準タイムは作れたので、僕としては満足しています」

「3人ともいい調子で上がってきていますし、マシンの仕上がりも順調です。心強いチームメイトにも恵まれ、いい体制でHRCというホンダファクトリーチームから今年も参戦できて嬉しく思います」

「ホンダとしても30勝目がかかっているからこそ、もちろんプレッシャーはあります。ただ、応援してくれている多くの企業さんはもちろん、日頃からお世話になっている日本郵便さんも(スポンサーに)ついてくれているし、社員さんもたくさん来てくれています。その方々の想いを力に変えて、優勝だけを目指して頑張りたいです」

◾️ヨハン・ザルコ
「このトップ10トライアルというのは特別なものだと感じたし、すごく気に入ったよ。アタックが1ラップだから、終えてレザースーツを脱いでもまだフレッシュで、疲れがあまりないのは新鮮だった。MotoGPだと予選2回とその前の15分のプラクティスもあってクタクタになってしまうから、それと比較してこのトップ10トライアルはいいなと思ったんだ」

「僕の走りは昨日から比べてもどんどん上達しているし、今日もさらに上達した。2分04秒台は、今の状態のホンダではまだ目指せないとはわかっていたし、自分たちはベストを尽くして良いタイムを出したと思うよ」

「鈴鹿8耐に参戦している全員が勝ちたい気持ちでいっぱいだと思う。自分たち3人も安定した走りで頑張って走れたら、いい結果を出せると思っているよ」

「明日は初めての鈴鹿8耐。当然途中でセーフティーカーやいろいろなアクシデントもあるだろうね。そういうものも経験しつつ、それをどう乗り越えて、最後までベストを尽くして頑張れるかがすごく重要だと考えている」

「ホンダは十分勝てる力を持っていると思うし、そのために(勝つために)僕が参戦することになった。ここで一緒に勝てたら素晴らしいし、それを目指して頑張りたい」

◾️名越哲平
「本当は今日トップ10トライアルを走りたかったのですが、チームの判断で走れなくて。悔しい思いもありますが、チームとしても明日の決勝に向けて長い時間をかけて準備してきましたし、勝つために今日は我慢したと思っているので、明日はチームの力になれるよう全力で走りたいと思います」