生涯の伴侶は慎重に選びたいものだが、結婚後に相手の本性がわかって離婚に至る、ということは意外とあるようだ。徳島県に住む40代後半の男性(事務・管理/年収450万円)は、「相方に浪費癖があり、多額の負債」を抱えていたため、離婚したと語る。
離婚に際して、相手は「返済責任は自分にはない」の一点張りだったという。しかも親権について納得できない結果となってしまったそうで……。(文:國伊レン)
子どもには「15年以上会わせてもらっていない」
「当時、調停による話し合いを求め、何度も話し合った」というが、相手は自分の非を絶対に認めなかった。
「負債の返済責任は自分にはないと言い張り、子どもだけを連れて実家に戻った」
男性が不満に感じているのはそれだけではない。相手は離婚時の取り決めを反故にしており
「調停にて子どもとの面会権を月に一回程度と約束を交わしたが、15年以上会わせてもらっていない」
と打ち明けた。信用のできないパートナーとは距離を置くべきだが、子どもと会えないのは辛いだろう。
千葉県に住む60代前半の女性(事務・管理/年収150万円)は、元夫が「大嘘&ホラ吹き」で、結婚に際して決めていた条件も「当たり前のように」破るような人間だったと回想する。
「私は下戸なので、夫と結婚前に飲んだことがありませんでした。(しかし夫は)なんと一番嫌いな酒乱でした」
ただ、引っ越しをする前に気付いたため、一日も共に暮らさず結婚生活は終了した。
しかし、話はそれで終わらなかった。相手が3年もの間、離婚交渉に応じてくれず
「その間、何の手続きもしてなかったので、年金の空白が出来てしまいました。今でも後悔しています」
とこぼす。「年金の空白」とは、国民年金保険料の支払いをしていなかったということだろう。2年以上の未納期間があると、将来受給できる年金額が減少してしまう。
別れたい気持ちに集中しすぎると、思いがけない不利益を被ってしまう事もあるのだ。
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