映画『蔵のある街』(2025年夏公開)主演を務める山時聡真、中島瑠菜 岡山県倉敷市を舞台に、倉敷出身の高橋大輔、MEGUMI、前野朋哉らの出演が発表されていた映画『蔵のある街』の主演を、若手俳優の山時聡真(19)と中島瑠菜(17)が務めることが発表された。
【画像】高橋大輔ほか出演者のアーティスト写真 同映画は、山田洋次作品の多くで脚本、助監督を務めてきた平松恵美子が監督を務め、監督自身の地元でもある倉敷美観地区を舞台に、地元高校生たちが花火の打ち上げに奔走する物語。
生まれ育った「蔵のある街」に花火を打ち上げるため奔走する主人公の高校生・難波蒼を演じる山時は、米アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した宮崎駿(※崎=たつさき)監督作『君たちはどう生きるか』で主人公の眞人を声で演じて注目を浴び、映画『あのコはだぁれ?』(清水崇監督)の公開も控える。
蒼の幼なじみで、自閉症スペクトラム障害の兄を持つ女子高生・白神紅子を演じる中島は、2021年、松竹グループのオーディション「松竹JAPAN GP GIRLS CONTEST Supported by BookLive」でグランプリを受賞、山下智彦監督『鬼平犯科帳 血闘』、前田哲監督『九十歳。何がめでたい』等の話題作への出演が続いている。
山時は「この映画を通して、舞台である倉敷はもちろん、皆さんの生まれた街や住む街に希望や勇気を与えられるように、全力で挑みたい」と意気込みを語り、中島は「台本を読んだ後、なんだかとてもあたたかい気持ちになりました。皆さんにもこの気持ちをお届けできるよう精一杯頑張ります」と心境を明かすなど、作品への思いをこめたコメントを寄せている。
同映画は、『蔵のある街』撮影は7月下旬から8月にかけて全編倉敷市内にて行われ、来年(2025年)夏、MOVIX倉敷にて先行公開、東京の新宿ピカデリーほか全国で公開を予定している。
■山時聡真(さんとき・そうま)のコメント
脚本を読んだ時、若い人が与える力、街の人達の団結する力の強さを感じました。
倉敷には以前一度だけ行ったことがありますが、美しい景色と温かい人達が印象的でした。
今回は何を感じられるのか、今からすごく楽しみです。
僕が演じる蒼はごく普通の高校生ですが、誰もがあきらめてしまいそうなことにも、果敢に立ち向かっていく青年です。
この映画を通して、舞台である倉敷はもちろん、皆さんの生まれた街や住む街に希望や勇気を与えられるように、全力で挑みたいと思います。
■中島瑠菜(なかしま・るな)のコメント
映画『蔵のある街』に、紅子として携わることができると決まった時、とてもうれしかったです。
倉敷の素敵な街並みで素敵な作品を、これから平松監督はじめキャストの皆さん、スタッフの皆さん、街の皆さんと一緒に作りあげていけること、今からとても楽しみです!
台本を読んだ後、なんだかとてもあたたかい気持ちになりました。皆さんにもこの気持ちをお届けできるよう精一杯頑張ります!