お盆は先祖の霊が帰ってくると言われている。それだけに、お盆にあり得ない光景を目撃したとき、何かの見間違いだったとしても「幽霊だ」と認識する人もいるだろう。60代前半の女性(自営業・自由業)は、幽霊は「いる。見たことがある」とした上で、ある年のお盆に起きたエピソードを語る。
数年前に女性宅の裏に住むおばあさんが亡くなり、その後の出来事だという。(文:永本はな)
「塀に首がのっかったような…変な姿だった」
その時期はちょうど「お盆の頃で暑いので、窓を開け放していた」という。小さめの窓だったが、そこから裏の家が見えた。何気なく外を見た女性の目に、こんな光景が映った。
「死んだはずのおばあさんが、青白い光の中、塀越しにじっとこちらを動かずに見ていた」
「塀に首がのっかったような…変な姿だったのを覚えている」
青白い光は「靄のような感じだったかもしれない」と当時の記憶をたぐる女性。あまりの出来事に、母親に「隣のおばあさんがこっちを見ていた」と告げると、すでにおばあさんは亡くなっていて「居ないよ」と冷静に返された。女性は
「死んでいないことは知っていたが、その人がいた……。幽霊だとすぐに思った」
と確信を語る。さらに、「もう一度、窓をのぞくと……まだ、こちらを見ていた。何か言いたそうな感じだった」という。思いを残して亡くなったのだろうか。しかし、母親はあっけからんと、
「お盆だから、やって来たのよ」
と言ったそう。これに「妙に納得した」という。最後に「でも、間違いなく、見たのは『幽霊』です」と結んだ。
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