若い時の苦労は買ってでもしろと昔から言われる。しかし度が過ぎるのはいけない。大阪府の20代前半の女性（不動産・建設系／年収350万円／未婚）は、月々の手取りが「18 万円」だ。少し前まで「係長」の役職付きだったが、それでも手取りは「20万円」で差はわずか2万円。
「責任と仕事ばかり押し付けられて体調を崩し2か月間休職したあと、別の部署へ異動となり降格、それにより手取り金額も減った」
2万円はないよりあるほうがいいが、体を壊してしまったら元も子もない。（文：天音琴葉）
「転職する体力もなく、だらだら続けている」
役職がなくなった今も、仕事量と給料が見合っていないようで、女性は怒りをぶちまけた。
「正直、手取りが20万円ないなかで仕事ばかり押し付けられて、副業するなという話は珍しくないにしても無理がある。課長、取締役クラスの人間は現場で働いている従業員の現状や仕事の内容を知らず、理解していないにもかかわらず、効率化という名目で仕事のやり方を無理やり変えて、それに合わせたマニュアル作成をさせる」
マニュアルはあるに越したことはないが……これでは仕事が増える一方だろう。女性は、この会社で長く働くつもりはないというが、「転職する体力もなく、だらだら続けている」と自虐した。しかし、これでは経営者の思う壺だ。有給休暇を使い、一刻も早く転職活動して欲しい。
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8
