自分が「友人」だと思っていた人から「知人」と思われていたことが発覚したらショックだ。それで縁を切った人もいるようだ。
「あれは私の友人が不慮の事故で亡くなってしまったお通夜の時でした」と振り返るのは、神奈川県の20代後半の男性(サービス・販売・外食/年収500万円)。亡くなった友人はもともと別の高校に通っていたが、共通の友人を介して知り合い、意気投合して社会人になってからも定期的に会っていたという。男性が絶縁したのは、その故人を紹介してくれた友人だった。(文:林加奈)
お通夜に参列「そこで事件は起こりました」
男性は、故人を紹介してくれた友人とお通夜に参列することに。「そこで事件は起こりました」と、男性は振り返る。
「お通夜が終わった後に親族の方と少しだけお話する機会があったのですが、私の友人は『お前は言っても誰かわからないだろうから俺が紹介してやる』と、やたら張り切っていたんです。そこで彼に任せた私も悪かったのですが、彼は周りにも人が大勢いるにも関わらず親族の方々に私のことをこう紹介しました。『彼は自分の知人の〇〇で、故人には自分が紹介しました』 知人?! 私は耳を疑いましたよ」
男性とその友人はどれほどの仲だったのだろう。知人というからにはちょっと面識があるくらいの仲かと思いきや、「彼とは小学校の同級生だった上に社会人になってからもそれなりに会ったりはしていましたが、知人だと思われていたとは!」というから、「知人」よりは「友人」に近い関係だ。「なんだか誇らしげに“知人“として私のことを親族の方々に紹介する彼を横目に、わざわざ訂正することも気が引け」たという男性は、そのまま知人として通夜から帰宅。
友人は、単純に言い間違えたのか、それとも「知人」と言いたかっただけなのかはわからない。しかし、友人との間に距離感を覚えた男性は「私はもう連絡することはないだろうとLINEを削除した」という。すると友人は……
「それに気づいたのかSNSをブロックされてしまいましたが後悔はありません。なぜかって彼は友人ではなく”知人“だからです。もう会うことも二度とないでしょう」
と男性は皮肉った。
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