7月14日から、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパーGT GT300クラスに参戦する21台、さらにaprから1台、横浜ゴムから1台が加わり、GTエントラント協会(GTE)主催のGT300テストがスタートした。走行初日は10時から2時間、13時から3時間と合計5時間のセッションが行われ、午前のセッション1はapr LC500h GTが、午後のセッション2はStudie BMW M4がトップタイムを記録した。
第6戦の舞台であるSUGOで7月14日からスタートしたGTE主催のGT300テスト。今回、シリーズで参戦する21台に加え、2台が参加した。横浜ゴムのエントリー名で参加した125号車は、2021年までGT300クラスでHOPPY team TSUCHIYAが走らせていたポルシェ911 GT3 R。HOPPY Schatz GR Supra GTと並んでピットに収められたが、こちらは今季開幕前のGTEテストでマザーシャシーのHOPPY 86 MCを走らせた安田裕信が佐藤公哉とともにエントリー。この日はHOPPY Schatz GR Supra GTが佐藤ひとりでの乗車となったことから、安田がひとりでポルシェをドライブした。
一方、aprの300号車として参加したのは、こちらも2021年まで現役として走っていたTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT。もともと30号車だった個体だが、今回はスーパー耐久にaprから参戦している永井秀貴と小山美姫のふたりが乗り込んでいる。タイヤはヨコハマを履いているが、スーパーGT用ではなく、市販スリックを使用しているという。
そんな2台を加えてスタートした10時からの走行初日だが、薄曇りで時折陽が差すコンディション。富士で行われているTGR GR86/BRZ Cupに出場しているドライバーや、鈴鹿で行われているGPRカートに参加しているドライバーなどがいたことから、muta Racing GT86 GTやLEON PYRAMID AMG、グッドスマイル 初音ミク AMG、先述のHOPPY Schatz GR Supra GTなどがひとりでのドライブとなった。JLOC Lamborghini GT3はドライバーがふたりとも富士で、初日は走行していない。
また、この日注目のドライバーとも言えたのは、JLOCの87号車METALIVE S Lamborghini GT3に、今季GT500クラスでWedsSport ADVAN GR Supraをドライブしている阪口晴南が乗り込んだことだ。現役GT500ドライバーがシーズン中にGT300をテストするのは珍しいことだろう。