自宅に現金を置いておく「タンス預金」だが、災害や盗難の被害に遭うリスクもあり、確実に保持できるとは限らない。マレーシアのある女性の母親は、自宅に保管していた現金をシロアリに食い荒らされてしまったという。当時の様子を撮影した動画には、ボロボロになった紙幣が捉えられていた。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが伝えている。
母親は現金を貯金箱に入れてタンス預金をしていたが、その貯金箱にシロアリが侵入して紙幣を食い荒らしてしまったのだ。マレーシアでは、1リンギット、5リンギット、10リンギット、20リンギット、50リンギット、100リンギットと6種類の紙幣があるが、主に50リンギット紙幣を食べられたようだ。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』によると、貯金していた紙幣の8割が被害に遭ったという。
動画からは、大金を失った母親のことを思ってなのか、女性のむせび泣く声が聞こえてくる。また女性は、動画に「シロアリにとって、50リンギット紙幣はチョコレートのようで、20リンギット紙幣はビスケットのような味がしたんでしょうね」と言葉を添えている。ユーザーからは「なぜ貯金箱にシロアリが侵入したの?」と質問されたが、女性は「分からない」と返すしかなかったようだ。今回『WORLD OF BUZZ』の取材を受けた女性は、このように語っている。