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『THE仮面ライダー展』鹿児島会場開催! - 『仮面ライダーガッチャード』松本麗世が「地元愛&仮面ライダー愛」を熱く語る

2024年07月13日 10:40  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
●松本麗世が鹿児島スペシャルアンバサダーに
1971年『仮面ライダー』から2023年『仮面ライダーガッチャード』まで、50年以上もの長きにわたって人々から愛されてきた不滅のヒーロー、仮面ライダーの足跡をたどる最大級の展示イベント『生誕50周年記念 THE仮面ライダー展』の「鹿児島会場」が2024年7月13日より、鹿児島県歴史・美術センター黎明館2Fにて開催される。


鹿児島会場では、現在放送中の『仮面ライダーガッチャード』で仮面ライダーマジェード=九堂りんねを演じる、鹿児島県出身の松本麗世が鹿児島スペシャルアンバサダーを務め、開催にさきがけて12日に行われたオープニングセレモニーにも登場。仮面ライダー1号、仮面ライダーガッチャードとの豪華「3人ライダー」スリーショットを決めて笑顔を見せた。

○松本麗世が鹿児島スペシャルアンバサダーに



テレビと同じ九堂りんねの「錬金アカデミー」制服姿でステージに現れた松本は、故郷の鹿児島で仮面ライダーのスペシャルアンバサダーを務めることについて「大好きな故郷・鹿児島で、子どものころから憧れていた仮面ライダーとして、アンバサダーをさせていただくのは本当にうれしい。(鹿児島スペシャルアンバサダーに)私を選んだくださったことに感謝しています!」と語り、心から嬉しそうな表情を見せた。


『THE仮面ライダー展』会場内を、一足先に見学したという松本は、展示会の見どころとして「実物大の仮面ライダー立像や、撮影で実際に使われていた小道具、特別に編集された名場面映像など、この展示会でしか見られないようなものがあります。展示物ひとつひとつ、丁寧に見てくれたらいいなって思ってます」と、会場内でしか見ることのできない展示物の存在に触れ、悪と戦うヒーローの世界観に入り込むかのような体験ができることを挙げていた。


鹿児島会場だけの見どころとして、いよいよテレビの放送がクライマックスを迎える時期に来ている『仮面ライダーガッチャード』の立像展示や、変身ベルト、ライドケミートレカ、ホッパー1、スケボーズをはじめとする愛らしい「ケミー」たちの存在も重要といえる。松本は「マジェードと、さっき会ってきました(笑)。私自身、マジェードのことが大好きなので、ぜひファンのみなさんに見ていただきたいです」と、りんねが変身する仮面ライダーマジェードの立像展示も鹿児島会場が初なので、ぜひたくさんの方々に見てほしいと語った。


50年以上の歴史を持つ仮面ライダーシリーズの中で、共に生きたライダーは? という問いについては「『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』(2010年)です。私が初めて見たヒーローが「オーズ」で、ヒーローってカッコいいなあ、という憧れの気持ちを持ったからこそ、いま仮面ライダーになることができたんじゃないかと思っています。オーズはいつまでも心の支えです。兄といっしょに楽しんでいましたが、気づいたら兄よりもハマってしまったくらい(笑)。仮面ライダーオーズ、『仮面ライダーフォーゼ』(2011年)『仮面ライダーウィザード』(2013年)『仮面ライダー鎧武』(2014年)など、これまでたくさんの仮面ライダーと出会ってきました」と、幼少期に兄妹で楽しく見ていた仮面ライダーシリーズ各作品の名前を挙げ、懐かしそうにほほえんだ。



いつか仮面ライダーになれたら……という松本の願いは、仮面ライダーマジェードになることで見事叶った。今では一番好きな仮面ライダーといえばマジェード、という松本は「マジェード=りんねの言葉や行動に、心を動かされることが多く、刺激を与えてもらっています。りんねを演じることで、いろいろ勉強になることがたくさんあります。彼女の存在が私の心の支えになっています」と、りんねを演じることでさまざまな経験や気づきが得られることを明かし、ひときわ目を輝かせた。



セレモニーの最後、鹿児島の仮面ライダーファンに向かってメッセージを! とリクエストされた松本は「大好きな鹿児島に、大好きな仮面ライダーとして帰ってくることができて、ほんとうにうれしいです。これからも一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!」とさわやかに語り、あたたかな人と人とのつながりが今もなお残る鹿児島に「凱旋」を果たした喜びと、これからさらに飛躍しようという意気込みを見せた。


●『THE仮面ライダー展』鹿児島会場の見どころは?
○『THE仮面ライダー展』鹿児島会場の見どころは?



また、『THE仮面ライダー展』鹿児島会場のポイントを見ていこう。


本展のキービジュアルにも使われている『仮面ライダー』(1971年)初期エピソードで活躍した仮面ライダー(本郷猛)の雄姿。


『仮面ライダー』第41話「マグマ怪人ゴースター桜島大決戦」では、鹿児島の大自然を象徴する「桜島」で仮面ライダー第1号と仮面ライダー第2号が豪華共演を果たし、ショッカーが送り込んだマグマ怪人ゴースターと戦う娯楽アクション編だった。第40話「死斗!怪人スノーマン対二人ライダー」と第41話でひさびさに登場した仮面ライダー第1号は、その独特のカラーリングから第1~13話の1号と区別する意味で、ファンから「桜島1号」と呼ばれ、愛されている。鹿児島会場では、「桜島1号」と仮面ライダー2号の強力タッグの立像(鹿児島会場限定仕様)のほか、ゴースターの立像も展示されている。


『仮面ライダーBLACK』(1987年)のコーナーでは、仮面ライダーBLACKと宿命のライバル・シャドームーンが一触即発の緊張の中、にらみあう構図が組まれている。このように、鹿児島会場の展示物は一体一体、他会場と一味違う展示方法が試みられているので、過去の別会場をめぐったファンであっても、また新鮮な感覚で見ることができるに違いない。


『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』や『仮面ライダーフォーゼ』の展示物が並ぶフロア。


『仮面ライダーオーズ』で強烈な印象を振りまいた人形のキヨちゃん。前回の埼玉会場では、いわゆる「埼玉ポーズ」を決めていたが、今回は鹿児島中央駅前東口広場にそびえる「若き薩摩の群像」の中央に位置している薩摩藩士「長澤鼎(ながさわ・かなえ)」銅像のポーズが借用されている。

『仮面ライダー鎧武』コーナーでは、鎧武やバロンの武器、そしてロックシードといった人気アイテムが展示されている。


『仮面ライダーギーツ』(2022年)は浮世英寿とツムリの衣装を展示。彼らの足元では、愛らしいギーツケミーがファンを迎えてくれる。


新番組『仮面ライダーガヴ』の立像。「お菓子(グミ)」をモチーフにした前代未聞の仮面ライダーが早々と登場。これからガヴがどのような活躍をするのか、大いに期待が持たれる。


黎明館の階段前で記念撮影する松本麗世。左は仮面ライダー新1号、右は仮面ライダーガッチャード。



『生誕50周年記念 THE仮面ライダー展』鹿児島会場は8月25日まで、鹿児島県歴史・美術センター黎明館2Fにて開催。休館日は7月16日、22日、25日、29日、8月5日、19日。詳細は『THE仮面ライダー展』公式サイトを参照していただきたい。



(C)石森プロ・東映



秋田英夫 あきたひでお 主に特撮ヒーロー作品や怪獣映画を扱う雑誌・書籍でインタビュー取材・解説記事などを執筆。これまでの仕事は『宇宙刑事大全』『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』『ゴジラの常識』『仮面ライダー昭和最強伝説』『日本特撮技術大全』『東映スーパー戦隊大全』『上原正三シナリオ選集』『DVDバトルフィーバーJ(解説書)』ほか多数。 この著者の記事一覧はこちら(秋田英夫)