友人の紹介で同じ会社に入ったのに、何の前触れもなくその人に辞められたら衝撃だ。
「家族構成も似ていて、柔らかい優しい感じの女性。すぐに打ち解けました。時間を作ってランチや飲みに行くこともありました」
こう、かつての友人について語るのは、東京都の40代後半の女性(医療・福祉・介護/年収100万円)。「非常勤のホームヘルパー」をしていた2年前、職場の2歳年上の友人と絶縁した。
その友人は、「お互い、仕事の愚痴を言い合う仲」だったというが、一体何があったのか
「釣りに行く」と嘘ついて不倫していた夫 尾行するとラブホテルに車が駐めてあって……
中年男性は現実が見えてない?「なぜおじさんは若い女性と付き合えると勘違いするのか」という疑問に反響
。(文:長田コウ)
「何となく疲れてLINEをブロック」
ある日、友人とランチの約束をしていたが、待ち合わせの時間になっても友人が来ることはなく、携帯電話もつながらなかった。
「翌日、私との約束をすっかり忘れてお子さんの保護者会へ行っていたと連絡あり。携帯電話は自宅へ忘れていたとのことでした」
保護者会は以前から決まっていたはずで、そもそもダブルブッキングだったのだ。しかしこのときは、「こんなこともあるよなあ」とそこまで気にしていなかった。ところが、しばらくして友人から驚く内容のLINEがきた。
「先ほど、『仕事を辞める』と上司に話したと。寝耳に水でした。前日のLINEでは何も言っていなかったので。その頃、仕事は大変だけど、割り切って頑張ろうとお互いに話していました」
元はと言えば、女性は友人の紹介でその会社に転職していた。「その前の職場で知り合い、彼女が先に辞めて、今度の職場は良いからおいでと誘われての入社」といった流れだ。
「それなのに、しれっと辞めて」
と怒り呆れた様子の女性。さらに納得できなかったのは「次の職場はもう決まっていたらしい」ことだ。これによって友人への信頼は、「ガタガタに崩れ落ちました」という。
退職云々については、正式に会社に伝えるまで周囲には黙っている人も多い。しかし、女性としては腑に落ちなかったようだ。
以後、しばらくは会っていたというが、結局絶縁することになった。
「彼女に、新しい職場は良いよ!あなたも来たらと、誘われました。流石に懲りていたのでもう、ついて行くことはなかったです。何となく疲れてLINEをブロック。連絡することをやめました。すっきりしました」
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