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イソッタ・フラスキーニの組織再編で、モータースポーツディレクターのベッロが退社。後任は同社CEO

2024年07月12日 17:30  AUTOSPORT web

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イソッタ・フラスキーニ・ティーポ6-C 2024年WEC第4戦ル・マン24時間
 イソッタ・フラスキーニは、同社のモータースポーツ・ディレクターだったクラウディオ・ベッロが退任するとともに同ブランドを離れることを明らかにし、後任人事を発表した。

 イタリアの老舗ブランドであるイソッタ・フラスキーニは、今季2024年のWEC世界耐久選手権に参戦している、計9つのハイパーカーメーカーのひとつだ。

 長年にわたってモータースポーツ界の大御所として活躍してきたベッロ。彼の後任は最近イソッタ・フラスキーニのCEOに就任したミゲル・バルデカブレス氏が兼務することとなり、今週末の第5戦サンパウロ6時間レースから新体制でのプログラムがスタートする。

 この交代は、カール・ワッタナ・ベネットとジャン・カール・ベルネイ、アニトニオ・セラバッレがドライブする11号車ティーポ6 LMHコンペティツィオーネが、先月のル・マン24時間レースでこれまでの最高位となる13位を記録した後に行われた。

 イタリアのマニュファクチャラーは、声明で次のように述べている。「イソッタ・フラスキーニ・ミラノ・ファブリカ・アウトモビリの全経営陣は、クラウディオ・ベッロの献身に感謝します。彼のコミットメントは、フランスの24時間レースの頂点で価値ある目標を達成するために、2年間懸命働いた組織全体に報いるものでした」

 バルデカブレスは6月にイソッタ・フラスキーニの新CEOに任命され、ロードゴーイング・スーパーカーで新しい市場に進出するという“ブティック・メーカー”の目標の一端を担っている。