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KTM、ポル・エスパルガロをMotoGP第11戦オーストリアGPに招集。自身2度目のワイルドカード参戦へ

2024年07月12日 13:00  AUTOSPORT web

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2024MotoGP:第11戦オーストリアGPに2度目のワイルドカード参戦をするポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
 7月11日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングは、KTMのテストライダーを務めているポル・エスパルガロを、第11戦オーストリアGPにワイルドカード参戦させることを発表した。

 エスパルガロは2017年から2023年までMotoGPクラスで戦っていたライダーだ。モンスター・ヤマハ・テック3よりMotoGPクラスに昇格し、2017年から2020年までレッドブルKTMファクトリー・レーシングで戦った。

 そして、2021年から2022年まではレプソル・ホンダ・チームに在籍し、2023年は古巣のGASGASファクトリー・レーシング・テック3より参戦した。2023年は開幕戦ポルトガルGPでのクラッシュによる負傷で欠場が相次いだが、第9戦イギリスGPで復帰。引退レースとなった最終戦バレンシアGPでは転倒を喫したものの、14位で完走を果たした。

 引退後は、2024年よりKTMのテストライダーを務めており、ミカ・カリオやジョナス・フォルガー、ダニ・ペドロサとともにKTM RC16の開発を担当している。また、第7戦イタリアGPでは初のワイルドカード参戦も経験し、スプリントは14位、決勝は17位で終えている。

 そんなエスパルガロが、8月16~18日にレッドブル・リンクで開催される第11戦オーストリアGPに、2度目のワイルドカード参戦が決まった。今季2度目の出走となるが、どのようなパフォーマンスを発揮してくれるだろうか。

■ポル・エスパルガロ
「再び走る準備はできているよ! ムジェロはレッドブルKTMファクトリー・レーシングで復帰するにあたって特別なサーキットだったけれど、レッドブル・リンクほど特別なサーキットはないだろう。コース、場所、ファン、雰囲気、そしてこのグランプリがKTMにとってどれほど意味のあることかを考えると、僕にとってはホームレースのようなものだよ」

「あそこで優勝を目指して戦った良い思い出もあるけれど、イタリアと同じように、目標はKTM RC16でコースに出てテストプログラムを続けることだ。やるべきことはたくさんあるけれど、オーストリアGPもとても楽しいレースになると思っているよ」