トーガ アオヤマで写真家 岡部桃の個展を開催、日本での開催は4年ぶり

　「トーガ（TOGA）」が、旗艦店「トーガ アオヤマ（TOGA AOYAMA）」で写真家の岡部桃の個展「DILDO / Bible / ILMATAR」を開催する。会期は7月12日から8月11日まで。

　同展は、トーガ アオヤマで実施する展示プロジェクト「トーガ トライアングル（TOGA TRIANGLE）」の第5弾。第1弾から継続して成山画廊を招へいした。
　今回は、同画廊に所属する写真家岡部桃の個展を開催。岡部は1981年生まれ。1999年に第8回キャノン写真新世新世紀展で優秀賞（荒木経惟選）を受賞し、2002年には第19回「ひとつぼ展」に入選。海外からの評価も高く、2014年にはKASSEL PHOTOBOOKAWARDに選ばれるほか、アルル国際写真フェスティバルを皮切りに、約4年間をかけて世界各地の巡回展を行うなど精力的に活動している。日本での個展は約4年ぶりとなる。岡部の作品は、独特な色彩が特徴で、深く愛した恋人との記憶の記録や、死に対する絶望と恐怖、怒りの暴力的エネルギーなどの心象風景を写した作風が特徴となっている。
　同展では、性別移行した恋人との関係を撮影した写真集「DILDO」と東京、宮城、インドで撮影された作品で構成された「Bible」の中から、作家自身が選んだ8作品と、非性愛者である自身の妊娠出産を含む6年間を切り取った「ILMATAR」から4作品が展示される。