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サカナクション山口一郎など4人のクリエイターと共作、天童木工がコラボ家具の展示会を開催

2024年07月11日 14:41  Fashionsnap.com

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「SHAPE OF TENDO かたちにする。」メインヴィジュアル

Image by: 天童木工
 1940年創業の家具メーカー 天童木工が、4人のクリエイターとコラボレーション制作した作品を展示・販売する企画展「SHAPE
OF TENDO かたちにする。」を伊勢丹新宿店で開催する。期間は8月7日から13日まで。

 コラボは、「ソフ(SOPH.)」の元クリエイティブディレクターである清永浩文、サカナクションの山口一郎、パフューム(Perfume)のかしゆか、歯科医師でありモデル、クリエイターの加藤順子が参加。現代のクリエイターという立場で、自らのアイデアをデザインに落とし込んだ家具を制作した。
 清永は「自分が欲しくて、世の中にないもの」をテーマに、趣味のゴルフからインスピレーションを得た「パターラック」(19万8000円)を制作。成形合板を活かした流線形の形を採用し、材料からクッションの素材、パターを置いた時の角度までの随所に清永のこだわりを落とし込んだという。無類の家具好きとしても知られるサカナクションの山口は、1950~70年代のジャパニーズモダン家具をモチーフにした「YIスツール」をホワイトキャンバスモデル(14万9600円)とブラックレザーモデル(19万8000円)の2種類で展開。「Y」のフォルムを継ぎ目なく成型するために、天童木工が1950年代に確立した成形合板の技術「コマ入れ」を使用した。コマには無垢のチーク材が用いられ、Yの中に「I」があるように見えるデザインに仕上げた。

 かしゆかのコンセプトは、「愛猫リヨンくんの居場所」と「ナチュラルな素材感の視覚的に軽やかなテーブル」。制作した「ラタン サイドテーブル」(29万7000円)は、リヨンくんの居住性を考えた円柱形を採用し、かごめ編みにラタンによって内部に閉じた空間を作り出している。また、視覚的な抜け感を演出し、シンプルなデザインで様々なライフスタイルに馴染むテーブルに仕上げたという。加藤は、「低座イス」(23万1000円)「中座イス」(24万2000円)「小イス」(22万5500円/いずれも税込)の3種類を展開。フレームにはブラックとディープレッドの不規則な縞模様の黒檀(エボニー)の木材を採用し、クッションの張地には生地メーカーであるクヴァドラ/サコ(KVADRAT/SACHO)の生地「ブークレ」のホワイトをあしらった。黒と白のコントラストが加藤の世界観をかたち作る「クワイエット・ラグジュアリー」を表現しているという。

 家具は7月24日10時から7月30日まで三越伊勢丹公式オンラインストアで先行販売し、企画展会期中には展示会場でも販売する。オンライン一般発売は、8月8日10時から18日まで三越伊勢丹公式オンラインストアで行う。

◾️「SHAPE OF TENDO かたちにする。」概要会期:2024年8月7日(水)~8月13日(火)会場:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ所在地:東京都新宿区新宿3-14-1 1階営業時間:10:00~20:00