一気に普及したオンライン面接は、便利な一方でリアル面接とは違ったマナーが求められる。それは応募者だけでなく面接官も同様だ。
福岡県の30代後半の女性(設備・交通・運輸/年収350万円)はオンライン面接でひどい対応を受けた。
「時間通りに入室すると若い男性二人が会話をしていて私に気付きもせず数分そのまま」
と出だしから面接官の印象が悪すぎた。ようやく女性の入室に気づいたかと思えば、なぜか退出するよう指示されたというが、一体どういうことか。(文:天音琴葉)
「『私もそう思います。ありがとうございました』と笑顔で退室してやりました」
退出させられ数分が経った頃、ある女性社員から謝罪と「5分後に入室してほしい」という連絡が入った。この女性社員と順調に面接を進めていたところ、先程の若い男性社員が入ってきたのだった。
「『面接担当の〇〇です。で、応募動機は?』『新しいことを始めるより今までやってきた仕事のほうがいいんじゃないですか?』謝罪も笑顔のひとつもなくまるでやりたくないことをやってる。そんな印象でした」
前職より給料が安くなるといった答えづらい質問に対しても、「全て感じよく回答しました」と女性は振り返る。女性社員が気遣うかのように会話に入ってくれたというが、高圧的な男性社員にバッサリ切られていたそう。社内でも鼻持ちならない態度をとっているのだろうか。しかし女性は一向に引かず、ついに男性社員の限界がきたようだ。結末を次のように明かした。
「怯まず笑顔でハッキリ答える私に限界がきたのか『向いてないと思います』と言われ『私もそう思います。ありがとうございました』と笑顔で退室してやりました。あんな男性社員が管理職なんて本気で終わってる会社です」
出だしの件と言い、男性社員には端から採用する気がなかったのでは……と思えてしまう。しかしどんな裏事情があるにせよ、オンライン面接とはいえ気軽に呼ばないで欲しかっただろう。
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