俳優の広瀬アリスが10日、都内で行われた国連WFP(World Food Programme)協会 親善大使就任記者発表会に登壇した。任命状を受け取った広瀬は「まずは私のことを知っている方にSNSを通じて知っていただけるきっかけを作りたい」と意欲をみせた。
【全身ショット】黒い透け感のあるスカートから足首ちらりな広瀬アリス 国連WFP協会は、飢餓の撲滅を使命とするWFP国連世界食糧計画を支援する認定NPO法人。日本におけるWFP国連世界食糧計画への民間の公式寄付窓口となる。広瀬はこれまで、同協会が主催するWFPチャリティー エッセイコンテストへの特別審査員の参加や、途上国への視察を行ってきた。
広瀬は「10年ほど前に途上国に行った際にロケバスでご飯を食べるときに『ドアや窓を開けないでください』と。お腹をすかせた子どもたちが『ご飯をください』と来てしまうから。カーテンを締めてご飯を食べるとロケバス全体にトントン…という音が聞こえてきたんです」と回想。
「私たちは学校に行って夕食を食べるっていうのは当たり前だと思っていたのですが、自分たちの当たり前は当たり前ではないと思う瞬間だった。それ以降、自分はなんて無力なんだろうと。少しでも多くの子供たちの支援をしたいと思っておりました」とまっすぐな瞳で語った。
また、今回、途上国の子どもたちへの学校給食を支援するマンスリー寄付プロジェクトであるアリス×JAWFPプロジェクトが始動。「今までリーダー的な位置に立ったことがない」と恐縮しつつ「みんなで一歩を踏み出す事が大事」と力説。「ただ単に食料を支援するのではなく子どもたちの未来を長期的に支える支援になっていきますので、現地の声だったり、まだまだ勉強するところはある」と姿勢を正した。
学校給食プロジェクトを象徴するレッドカップにサイン。「こうして今、支援に携われていることがうれしい」と笑顔をみせていた。